2020/07/09

2020年7月9日(木)昨日8日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2020年7月9日(木)昨日8日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

クドローNEC委員長は「中国との第一弾貿易合意は死んでいない」と発言、モデルナ社のワクチンが「フェーズ2を終了しフェーズ3スタディに移った」と朗報に対して、米国の新型コロナウイルスの感染者300万人超と再燃止まらず、チベットや香港をめぐる米中の対立は止まず、トランプ大統領の支持率低下も止まらず。

米株は終盤にかけ再上昇。ダウは+0.68%(+177.10)、米10年債利回りは0.66%と若干上昇。原油価格(WTI)は40.87ドル近辺でこちらも若干上昇。

為替相場は、米国市場に入りドル売りが再開し主要通貨全てでドル売りへ。USDJPYは107.20までJPY高が進み6月29日以来のJPY高水準まで低下。ただし、クロスではJPYの弱さが目立っている。(この流れが変われば円高が強まるのだが?)

EURUSDは、米国市場に入り1.1350台まで上昇し1.1330台で推移。6月12日以降から上値が抑えられていた水準をブレークできるか? 17~18日のEU首脳会議を前にして、メルケル独首相は「ドイツはEUがウイルス危機に打ち勝つための助けをする決意、経済復興計画へのEU団結が必要」主張するも、オルバン・ハンガリー首相は「大規模な支出計画をめぐり合意する可能性は少ない」と悲観的。どうなるかは不明ながら期待感は残り、EURの上値をためす動きは変わらず。

GBPUSDは、欧州市場の1.2508をボトムに米国市場では一時1.2623まで上昇。6月29日の1.2252から上昇傾向が続き200日MA=1.2686を注目。スナク英財務相は、国内経済をてこ入れするため、パッケージは総額300億ポンド(約4.5兆円)の「大胆な景気支援計画」を発表。バルニエEU首席交渉官は前日の英国フロスト氏との協議は有益なものだったと発言するなど、直接的な反応は鈍かったがポジティブ材料も。

AUDUSDは、アジア・欧州市場の0.6920台をボトムに米国市場では終盤にかけて0.6980台まで上昇中。豪ビクトリア州のメルボルン都市圏で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることを受け、ステージ3のロックダウンを導入したにも関わらず、豪中間の対立が続く中でも続伸中で、0.7000の大台は目の前!