2020/07/30

2020年7月30日(木)23:00時ごろの動き

2020730日(木)23:00時ごろの動き

 ドル安+株安+債券利回り軟化+原油安、そして、ドル売りとリスク回避が目立つ。

 注目の米GDPは-32.9%と予想-34.0%を上回るも前回-5.0%から大幅に悪化。米週間新規失業保険申請件数も予想・前回を上回り悪化。

 一方の、独CPIは前年比-0.1%と下落、独GDP前期比は-10.1%と予想外に弱くでるも、ユーロ圏経済信頼感は82.3と予想外に強く、独失業者数は予想外に減少。

 欧州株は大幅安で、EUROSTOXX50は-2.91%の低下、米株も弱くダウは−1.8%近く下落し、米10年債利回りは0.554%と下落。原油価格(WTI)は40.03まで軟化。

 GDPを受けた反応は株安+債券利回り低下=ドル売りへと動き、EURGBPの買いにGBPUSD1.3000の大台をクリアにブレークして1.3060まで続伸。

 EURUSDは、弱い独CPIGDP1.1730台まで一時値を下げるも、弱い米GDPを受け1.1810台まで続伸。

 AUDUSDNZDUSDUSDCADは、資源価格と株株安の影響を受けドル買いが強まり、流れは強弱し2極化。

 USDJPYは、国内コロナ感染拡大は気になるも為替相場に影響は見られず。弱い米GDP後に一時104.91まで値を下げるも、結局のところ104.9030のレンジを継続。クロスでもGBPJPYの買いをベストに、EURJPYCHFJPYが上昇するも、AUDJPYNZDJPYCADJPYと資源関連通貨は下落しこれも2極化。

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 21:00     GER 7月 消費者物価指数・速報値=前月比-0.5%(予想-0.3% 前回0.6%)、前年比-0.1%(予想0.1% 前回0.9%)、HICP前月比-0.5%(予想-0.3% 前回0.7%)、HICP前年比0.0%(予想0.4% 前回0.8%)

 21:30     USD 週間新規失業保険申請件数=143.4万件(予想140万件 前回141.6→142.2万件)、

 21:30     USD 第2四半期 GDP・第1次速報値=前期比年率-32.9%(予想-34.0% 前回-5.0%)、個人消費=前期比-34.6(予想-34.5% 前回-6.8%)、デフレーター=前期比-1.8%(予想-0.1% 前回1.4%)、コアPCEデフレーター前期比-1.1%(予想-0.9% 前回1.7→1.6%) 予想より悪化し1947年の統計開始以来の低水準へ

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 トルコ中央銀行と国営銀行はリラ安定に向け昨年初めから約1100億ドルを売却。ここ数カ月で為替介入が活発化している。

 トランプ米大統領  人々が適切に、安全に、支障なく投票できるまで選挙を遅らせてはどうか?

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は29日、米銀の資本は十分だが、レバレッジ比率の一時的緩和が米経済における信用供与の支援に役立つ可能性があるとの認識を示した。パウエル議長は記者会見で、資本基準の幅広い緩和に向けた法案の可能性について言及し、「銀行にバランスシート拡大を認める能力がわれわれに与えられるだろう」と述べた。FRBは既に、米国債保有を計算から一時的に外す限定的な措置を実施している。

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