2020/07/16

2020年7月16日(木)昨日15日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2020年7月16日(木)昨日15日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

欧州株高が目立ち、米国でもダウは上昇幅を縮めるも+0.85%(+227.51ドル)の上昇へ。米10年債利回りは0.636%と小幅上昇。原油価格はOPECプラスでは減産規模を縮小し原油価格が軟化するも、週間在庫統計は-749.3万バレルと予想外の減少となりWTIは一時41.26ドルまで上昇。

肝心の為替相場は米国市場では債券利回りが上昇しドル買いが見られたが、一日を通じてコロナ感染+米中リスク消えずドル安傾向が続いている。その中で資源関連通貨でもあるCAD+NZDの上昇が目立ち、久しぶりにJPY買いも目立っていたが結局は強さを維持できず。

ポンペオ米国務長官が「中国のファーウェイ社員の一部に対しビザに関する制限措置を設けると発表」し対中強硬発言に対して、トランプ大統領は「中国高官の制裁を見送る、と発言、中国との緊張をエスカレートさせたいとは思っていない」と火消?

原油価格がOPECプラスでは減産規模を縮小し原油価格が軟化するも、週間在庫統計は-749.3万バレルと予想外の減少となりWTIは一時41.26ドルまで上昇。

中国政府は英国が5Gでファーウェイ製品の完全排除を決定したことに対して、ジョンソン英首相に対英投資への影響を警告。英首相報道官は、排除に転換は米国の制裁措置の影響と発言。

英オックスフォード大学が開発中の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で、前向きな暫定結果が近く報告されるとある。英ITVの政治担当者によれば「ワクチンは期待通りある種の抗体を産生し、T細胞の反応が見られている」とのことを若干好感。

USDCADは、アジア市場の1.3600台を高値上値が重くなり軟化、21:30時発表のカナダ製造業出荷は前月比1.4%と強く過去最高の伸びとなり(コロナ前の水準は下回るが)1.3580台の上値が重くなる。カナダ中銀は予想通り政策金利0.25%の据え置きを決定し、2%の物価目標が持続的に達成されるまで金利を据え置くと、大枠1.3560台~1.3590での上下から、原油高や他の主要国通貨でドル買いが強まる中で、クロスでCAD買いが選好され1.3505まで下落し引き続き安値圏で推移している。

GBPUSDは、アジア市場の1.2550近辺をボトムに米国市場の序盤では、1.2650近くまで約100ポイント近く上昇。ナスク英財務相が財政赤字の穴埋めにキャピタルゲイン税の見直しを示唆したことも影響しているのか、主要通貨でドル買いが強まると1.2570台まで下落しているが、EURGBPは0.9070台をトップに上値も何とか抑えられ下げ止まっている。

USDJPYが一時106.67まで下落し円高が進むも、ドル買いの流れが強まると106.97まで値を戻しているが、107.00を超えられず。円はクロスではNZDJPYの下落、CADJPYの上昇が目立っている。