2020/07/04

2020年7月4日(土)、昨日3日 海外市場の動き

2020年7月4日(土)、昨日3日 海外市場の動き

米国市場は独立記念日の振り替え休日で休場。欧州市場では株安で、EUROSTOXX50は-25.71(-0.77%)と軟化、市場では米株の軟化予想がちらほら目立つも、いつもながら自信は持てず。

気になる材料としては、日本を含めた米国や中南米の新型コロナウイルスの感染拡大なのだが、為替相場は引け間際に投機的なドル売りの動きがみられた他は直接てきな反応は見られず。

USDJPYは、107.50上下±5ポイントと、感染者数の拡大や、「1-3月期のGPIF17.7 兆円の運用損」との報道は気になっていたが、JPY相場への影響はいまのところなさそう。

為替相場は、米国市場が休場のため、積極的な動きは見られず、前日比で見ると引け間際のNZDUSDの変動要因は確認できなかったが、AUDUSD、NZDUSD、USDCADと小幅ながらドル売りの流れを維持しており、市場はリスク選好の動きとなっている。

GBPUSDは、英EU通商交渉の難航との報道が目立つ中、メルケル独首相が「あらゆるレベルにおける合意なきブレグジットの用意」と発言の発言で一時値を下げて1.2430まで下落していたが、北米市場に入り1.2480まで回復し、EURGBPも前日で-0.12%と小幅ながらGBP買いの動きとなっていた。

また、メルケル独首相は、難航しているパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)で各国首相に歩み寄りを強く求めるも、7月17~18日のEU首脳会議を前にして、借り入れ財源や貸付方法をめぐりオランダや北欧諸国との対立は解消できず。市場ではEUR先高期待は強く残るもこの点では不安材料は残ったままで、EURUSDは1.2500近くを高値に伸び悩む。

USDCADは、終盤にかけて1.3550を割り込みややCAD高へ。ただ、来週予定されている、米・カナダ・メキシコの三か国のUSMCA協定に合わせワシントンでの首脳会議を前にして、トルドー・カナダ首相の出席は未決定と、やや不安材料となっている。