2020/07/06

2020年7月6日(月)14:30時ごろの動き

2020年7月6日(月)14:30時ごろの動き

週明け月曜日は、日経平均や上海総合も強く、米債利回りも強く、為替相場はUSD安+JPY安の流れが目立っている。

ECBの緊急債券購入プログラム、内部で意見対立が進行との報道や、17~18日のEU首脳会議で、復興基金の早期承認に向け各国政府の対応が気になるも、EURUSDは取引開始直後の1.1228をボトムに1.1290台と続伸している。また、市場参加者の評価が高い通貨の一つとなっている。

新型コロナウイルス感染の再拡大も気になるが、米軍はドイツ駐留の米軍を削減しアジア・太平洋にシフトと中国の抑制に注力しているともあり、最近では中国と米国は東シナ海や南シナ海で双方が大規模演習をするなど、トラブル芽は絶えない。

豪政府は8日の閣議で、高度な技能を持つ香港市民のビザ制度を通じて特例的に受け入れる案を議論する見通しとあった。豪州にとって世界最大の貿易相手国である中国との関係は悪化しており、豪州産大麦への追加関税の導入や牛肉の輸入規制をし、中国国民の豪州への留学や渡航の禁止を勧告するなど関係悪化が危惧されるもAUD買いは強い。取引開始直後は0.6928まで値を下げるも、AUDUSDは0.6968まで上昇と、ネガティブ材料でもAUD買いが強く底堅さが感じられる。

先週末に発表されたGPIFの決算は、2019年度は8.28兆円の赤字だったこが示され、一時驚きの色を強めたが、4月以降は世界の株価が上昇しており、19年度の損失の大部分を回復しとの報道や、今後は外国債券の投資を増やす方針で、「4月からの新たな目安では4兆~5兆円程度の買い余力があり、為替相場で円安材料になりそうだ。」との観測記事もあり、JPY売り材料となっており、円安水準を試す動きが続いている。