2020/07/17

2020年7月17日(金)21:00時頃の動き

2020年7月17日(金)21:00時頃の動き

アジア市場は、日経平均株価が軟調推移、上海総合は何とかプラス圏を維持、米10年債利回りは0.6%と-0.019%軟化、原油価格(WTI)は40.47ドルと小幅軟化するも40ドル台の大台を維持。欧州株はEU首脳会議の結果待ちで通貨による強弱混在でEUROSTOXX600は+0.06%、ダウ先物は+0.27%と小幅高。

市場は7月29日のFOMCでYCCを含め量的緩和の強化を期待。また、17~18日のEU首脳会議で7500億ユーロの復興基金が合意できる可能性は五分五分? 反対派と賛成派が真っ二つ。もしだめなら27~28日のEU首脳会議が次の場に。

アジア市場は、日経平均株価が軟調推移、上海総合は何とかプラス圏を維持、米10年債利回りは0.6%と-0.019%軟化、原油価格(WTI)は40.47ドルと小幅軟化するも40ドル台の大台を維持。欧州株はEU首脳会議の結果待ちで通貨による強弱混在でEUROSTOXX600は+0.06%、ダウ先物は+0.27%と小幅高。

肝心の為替相場は、アジア市場の緩やかなドル売りの流れから欧州市場ではEURUSDだけが強さを維持。

EURUSDは、ECB専門家調査で、今年の失業率9.4→9.1%下方修正するも来年は上昇修正。GDP見通しは、2020年-5.5→-8.3%と大幅に下方修正するも、来年は逆に上方修正されるも動きは見られず。

EU首脳会議で欧州復興基金に関して合意できるのだろうか? メルケル独首相曰く「今回合意に至れるかどうかは予測できない」とあり、仏、欧州委員会、EU大統領は承認を期待するも、反対派も複数控えており、全会一致の原則が通れば今回の合意は難しい。しかしながら、欧州市場に入るとEURUSDは上昇を続けているが、他の主要通貨は小動き。EURクロスではEURGBPは0.9110台までと7月14日の高値に並ぶ水準まで上昇。もちろんこの結果が非常に重要ながら、相場の流れとしてはEUR高傾向で変わらず。

USDJPYは、107.50超えトライもなく、107.10まで下落するも107円の大台をなんとか維持。107.50円超えのストップを試すことも叶わず残尿感が強く残る。JPYクロスでは相変わらずCHFJPY、EURJPYの買いが目立っており、JPYはクロスで小幅ながら全面安。戻り売り支持者にとっては素直にどこまで進むかを試しから円高へと方向転換を期待しているが、現状は投機筋とっては厄介な取引を強いられ、いつもながら結果はレンジ相場。いずれの日にかJPY相場に焦点が当てられてくることを期待したい。