2020/07/15

2020年7月15日(水)昨日14日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2020年7月15日(水)昨日14日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

トランプ大統領は、日本時間15日6時以降に、中国に対する措置を表明するとのこと! 注目!

ダウは終盤にかけ上げ幅を拡大し+2.13%(+557.72)と強い。米10年債利回りは終盤にかけ0.627%まで上昇。原油価格(WTI)は40ドル台を回復。

為替市場は、米国市場に入るとドル売りも弱まるも、一日を通じているとバラつきがあるがドルは小幅下落し、引き続きEURとCHFが選択され強さは目立っている。

EURUSDの上昇傾向は変わらず。アジア・欧州・米国市場では1.1400台まで一時続伸。EUR買いの原動力の一つとなっているEURGBPは、0.9113と6月30日来の高値を付けた後は0.91台の売りに押され米国市場では続かず。一方、EURCHFは、終盤にかけ1.0710台まで再上昇し6月17日来の高値を更新しEURUSDを底堅くしている。

USDJPYは、一日を通じて大枠107.10~50のレンジに収まり、いずれは円高へと動くことを期待しているが107.50超えを確りと上値を試していない状況での円買いもためらう。クロスでは、GBPJPYとNZDJPY、CADJPYで円高、EURJPYとCHFJPY、AUDJPYでは円高をミックス。

AUDUSDは、新型コロナウイルス感染者数が1万人を突破するネガティブ材料や中国との対立リスクが潜在的にある中で、0.6900~0.7000のレンジで推移中。ただし、豪州への投資が続いているのか4時間足の90MAをボトムに上昇トレンドは変わらず。

全体的なニュースで気になるのは、米南部3州は1日当たりの新型コロナ感染症による死者数がこれまでの最多となったともあるが、米中対立のリスクが主役。

ポンペオ米国務長官は南シナ海への中国の主張を「違法」と断定し、香港民主派が実施した予備選が国安法違反に当たる恐れがあると行政長官が指摘したことで憂慮とある。香港ドルと米ドルペッグ制に制限を設ける可能性が一時広まるもトランプ大統領は拒否。米国務省高官は米国に上場する中国企業が米国の開示規制を回避している問題で、取り締まりの対象を拡大するため、米中間の協定を近く破棄する見込み。

経済指標では、中国の貿易収支は予想外に強く、豪企業景況感は予想外に強く、英貿易赤字額は予想外に減少し、鉱工業生産はプラスを回復するも、月次GDPの伸びは弱い。独ZEW景況感調査の期待は低下するも現況は改善へ。ユーロ圏鉱工業生産は前回から大幅回復するも予想に届かず。米CPIの伸び率は2012年8月以来に伸びコアも予想を上回る。

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