2020年7月3日(金)16:45時ごろの動き
米雇用統計も過ぎ、今日は米独立記念日で休日となるが、市場はいつもながら新型コロナウイルスの感染再拡大がリスクとして残っている。
景況感のアウトプットは強く、日本のサービス業PMIは45.0(前回42.3)と堅調で、中国財新サービス業PMIは58.4(前回55.0)と約109年ぶりの高水準。また、豪小売売上高は16.9%(前回-17.7%)と過去最大の伸びとなった。
気になる材料は、GPIFが今年第1四半期で17.7兆円の運用損を出したことと、フィリップ仏首相が突然辞任したことで、前者でもUSDJPYは107.40~57のレンジを脱しきれず。後者ではEURUSDは小幅下落しているが大したことは無い。
また、メルケル独首相は、EU復興基金の早期実現訴え「今夏成立させる以外ない」とあり、オランダや北欧諸国と対立する中で7月17日~18日のEU首脳会議が非常に重要となっており、EURUSDが積極的にロングを積み増しできにくい状況となっている。
GBPUSDは、欧州市場に入り1.2486まで上昇していたが、メルケル独首相が「あらゆるレベルにおける合意なきブレグジットの用意」と発言に、一時1.2440割れまで一時値を下げている。