2018/02/05

2017年6月6日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年6月6日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

アジア・欧州市場と株価の下落止まらず。株安の大相場にリスク回避の円買いが続き、円は全面高。米株と米金利、そして米ISM非製造業景況指数を注目。

欧州株は弱く、StoxxEurope600-5.45(-1.39%)、英FTSEや独DAXも下落へ。米10年債利回りは2.84%台と一時の高値2.883%から軟化、2年債利回りは2.137%と逆に弱含みで推移。

USDJPYは、東南アジア株、欧州株、米株先物はと弱く一時300ドル超も下落し、午後11時半のダウは底値から値を戻してスタート。米10年債利回りは伸び悩むも2.8%台を維持し債券売り(利回り上昇)が続き、「円高+株安+債券安」のトリプル安の流れへ。。 

USDJPYは早朝の110.28をトップに110円台を回復できず、上値を切り下げてはいるが、109.65~909狭いレンジで膠着状態。一方、円クロスでは円高が進み、GBPJPYは0.9%近く下落(円高)、他の主要国通化でも円は0.5%近く上昇し円高の流れが進んでいる。

本番は米国市場の株の動きで、どのように変化するのか? ダウが大きく下落するような更なる円買いが強まる可能性が高いが、リーマンショックなど企業・金融機関の破たん・政変・新興国ショック、中国ショック、欧州機危機などによる株安とは異なり、株価はボトム水準を手探りで探す状態とも考えられる。テクニカルベースでは円高期待は強いが、予期しないさらなる大幅な株価の下落がなければ、株安=円高の動きも限界的であることを期待している。

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10:45    CNY 1月 財新総合PMI=53.7(予想 前回53.0)、サービス業PMI=54.7(予想53.5 前回53.9)→ 予想と前回を上回る

17:50    FRN 1月 総合PMI・確報値=59.6(予想59.7 前回59.7)、サービス業PMI・確報値=59.3(予想59.3 前回59.3)→ 予想と前回を下回る

17:55    GER 1月 総合PMI・確報値=59.0(予想58.8 前回58.8)、サービス業PMI・確報値=57.3(予想57.0 前回57.0)→ 予想と前回を上回る

18:00    EUR 1月 総合PMI・確報値=58.8(予想58.6 前回58.6)、サービス業PMI・確報値=58.0(予想57.6 前回57.6)→ 予想と前回を上回り2006年6月以来の高水準

18:30    GBP 1月 総合PMI=53.5(予想54.6 前回54.9)、サービス業PMI=53.0(予想54.1 前回54.2)

19:00    EUR 12月 小売売上高=前月比予-1.1%(想-1.0% 前回1.5%)、前年比1.9%(予想1.8% 前回2.8%)→ 予想外に弱い数字となる


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JPモルガン・チェース、シティグループに続き、ロイズ・バンキング・グループもクレジットカード払いのビットコイン(仮想通貨)購入を認めないことを表明。

アジア各国の株価は大幅下落、ベトナムは5%安、MSCIアジア太平洋株指(除く日本)は2%近いさげで3営業日下落。

英首相報道官=英政府の政策はEUの関税同盟から離脱することだ。

フランス下院補欠選挙の決選投票=マクロン大統領率いる「共和国前進(LREM)」はともに野党共和党に敗北。過半数は維持。

独キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)との大連立は労働や医療分野で交渉難航し結論がでず持ち越し、6日発表期待。

安倍首相(衆議院予算委員会で)=現段階では「デフレ脱却とは言えない」。

黒田日銀総裁(衆議院予算委員会で)=引き続き強力な金融緩和を粘り強く続けていく必要がある。金融市場で過度の期待は観察されていない。

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