2018/02/21

2018年2月21日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年2月21日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

欧州では英雇用統計とBOE要人多数の発言。米国ではFOMC議事録を控えたアジア市場は、ドル高の流れを継続中。

日経平均株価が上下しながらも前日比45.71(+0.215)と小幅高で終了。米10年債利回りは2.9%台で抵抗があるのか、一時2.903%まで上昇後は2.89%台で推移。原油価格(WTI)は61.77ドルと小幅高で推移。

為替相場は、USDJPYが107.30→107.90台と+0.34%上昇し最も変動率は高く、次いでAUDUSDの-0.24%となっているが、主要通貨のEURUSD、GBPUSD、NZDUSD、USDCADも前日とほぼ同じ水準で取引され動きは鈍く、円は他通貨でも全面安となっている。

USDJPYは、株価との連動性も薄れながら、昨日の高値107.38と200時間SMAの107.40近辺を高値に上げ止まっていたが、日経平均株価が上昇すると伴にこの水準を上抜け、107.90まで上昇してようやく上げ止まる。2月2日の110.48→105.55の50%戻しは108円近辺に位置しこの水準は次の大きなポイントになっている。

GBPUSDは、昨日の欧州市場で【ブレグジット後もEUは英国にある程度の単一市場での特権を認める柔軟姿勢を盛り込む文書を策定している】との報道に上昇が始まった水準を割り込むことができず。1.3970~1.4025のレンジを抜け出せず、朝からは1.3970~1.4010のレンジで推移。英雇用統計とカーニーBOE総裁、ブロードメントBOE副総裁、ホールデン政策委員、テンレイロ政策委員講演待ち。

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EUR 1月 ウェストパック景気先行指数=前月比-0.2%(予想-0.2% 前回0.3→0.2%)

AUD 第4四半期 賃金コスト指数=前期比0.6%(予想0.5% 前回0.5%)、前年比0.5%(予想0.5% 前回1.0%)

JPY 12月 全産業活動指数=前月比0.5%(予想0.5% 前回1.0%)

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豪州第4四半期の賃金コスト指数は、前期比0.6%(予想0.5% 前回0.5%)と緩やかで、先物市場の織り込み度合いは、8月まで0.25%に上げを25%、12月までは75%となっている。

メイ英首相に与党議員62人が「EUとの決別」要求-実現が支持の条件。政府は離脱した段階で、英国法を変える能力を持つ必要がある。

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