2018/02/08

2018年2月8日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年2月8日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

株価連動のドル円相場は変わらず。

日本株は上昇からスタートし一時失速しかけるも午後に入り昨日とは逆に上昇。日経平均株価は+245.49(+1.13%)上昇へ。米10年債利回りは2.387%と強さを維持。

USDJPYは、株価に連動しながら109.12~40の間で上下するも、終盤にかけての株高にクロスで円売りが強まり昨日のNY市場の高値109.70を上抜けに上昇中。1月27日の108.28を大底に、直近のボトムは6日の108.46、7日の108.92と底値を切り上げている。

GBPUSDは、今日のBOE金融政策委員会を控えて、動きにくい状態は変わらず。ただし、1/12日の安値1.3530 → 1/25の高値1.4340台の61.8%となる1.3840を昨日のボトムに、今日は1.3870近くをボトムに底堅く1.3917まで上昇。BOEやインフレ報告でハト派材料を期待する動きもあり底堅く推移。

中国の貿易収支は、輸出前年比11.1%、輸入前年比36.9%と大幅に拡大し 203.4億ドルと昨年2月に貿易赤字を計上して依頼となる最小の黒字額。対米黒字は前年255.5→218.95億ドルと減少。


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鈴木日銀審議委員(就任初)=2%の目標までなお道半ばで、強力な金融緩和を息長く継続していくことが重要。市場は生き物で、足元の大規模緩和が経済・物価・金融情勢の中で及ぼしている影響について注視していくことが重要。

米上院財政委員会の共和党メンバー=トランプ大統領と協議した後の会見で、NAFTA破棄に踏み切る可能性が後退と発言。

NZ中銀=金融政策発表では、予想通り政策金利を1.75%に据え置く。政策は相当な期間緩和的。多くの不確実性残り、政策は調整必要な可能性。利上げは2019年第2四半期の予想と変わらず。 2%のインフレ達成目標が後退。従来2018年2四半期→2020年第3四半期。第1四半期の成長見通しを下方修正。

スペンサーNZ中銀総裁代行=「金融政策は相当の期間、緩和的であり続ける」との声明。NZ中銀は来年第2四半期に政策金利を引き上げ始めるだろうとの見解を維持した。

スペンサー総裁代行=最近の不安定な株式市場について、いずれの見通しにも変化をもたらしていない。こうしたボラティリティーは金利正常化に対して市場がいかに神経質になっているのかを示しているため、警告サインになっていると言わざるを得ない。現在、市場は金利正常化が緩やかになると見込んでいる。もしも急速に進めば、ボラティリティーが一段と高まるだろう。

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