2018/02/06

2018年2月6日(火曜)アジア・欧州市場前半の動き

2018年2月6日(火曜)アジア・欧州市場前半の動き

株安連鎖は止まらず。VIXも急騰しVOLも急騰。リスク回避がメインテーマで為替相場の変動は株価の動き次第。トランプ大統領は「長期的な経済のファンダメンタルズを重視」言うも、今日のNY市場で株安連鎖を止められるか? 米株が値を戻せばUSDJPYも108.50近辺でボトム感も。

為替市場は、NZDUSDが0.65%近くの上昇を筆頭に、主要通貨でドル売り傾向が続き、リスク回避の円買いも弱まり逆に小幅ながら円はクロスで売り傾向が続き、為替相場だけを見ればここ数日続いた流れに変化も。日経平均先物はダウ先物の上昇に連動し一時強含みで推移。

アジアでの株価大幅下落に続き、欧州市場でもStoxx600、独DAXや英FTSE100と2%近く下落。リスク回避の債券買いに利回りは低下気味の米10年債は一時2.647%まで低下するも2.7%台を回復、2年債は2.016%と軟化。原油価格も63.74ドルと弱含みで推移。

USDJPYは、世界的な株安の流れにリスク回避の通貨として選好され、クロスで円は全面高となり一時108.50割れまで下落するも、EURUSDを主に弱いながらもドル売りで、クロスでも円売りへと変化し、日経平均先物が小高くなり109.30台まで一時値を戻す。しかし、ドル円相場は株の動き次第で、NY市場の株価を見守る動きに108.80~30のレンジで推移。

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豪中銀=政策金利1.5%の据え置きを決定、予想通り。世界的にインフレ率は低水準にとどまっている。コモディティー価格の上昇や労働市場の引き締まりにより、今後数年にわたってインフレ率は上昇する見通し

ロウ総裁は声明=低金利が豪経済を支え続けている。進展は穏やかだが、失業者数の減少やインフレ率の目標回帰など一段の進展が期待される。成長率見通しをやや上方修正し、向こう数年間は平均的に3%をやや上回る。

バイトマン独連銀総裁=全ての問題が解決したと考えることが最大のリスク。

独大連立協議は今日も続くが、交渉担当者らは6日中には協議を終える予定。

黒田日銀総裁=物価2%目標達成は道半ば、強力な緩和粘り強く続ける。
マネタリーベースが前月比で減ったのは事実。政府預金変化などの季節要因に寄るもの。

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