2018/02/01

2018年2月1日(木曜)昨日31日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

2018年2月1日(木曜)昨日31日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

予想通りのFOMCで締めた1月最終日、アジア・欧州市場のドル売りは米国市場に入りロンドン・フィキシング過ぎからドル買いへと変化。FOMC後にはピークをつけ、結局はGBPUSDとNZDUSDの上昇だけが目立ち、ドル買い戻しも

FOMCは政策金利を全員一致で予想通り1.25~1.50%に据え置きを決定。期待通り今後も穏やかな利上げ継続の方針を示し3月利上げ期待度は81.8%(FedWatch)と強い。

豪CPIは強く、中国PMIは弱く、米一般教書演説も大きな反応は見られず。独小売は弱く、ユーロ圏CPIは変わらず、米ADOは強く、カナダGDPはやや強く、シカゴPMIは予想より強く、米中古住宅販売保留の前月比は予想通り。

米株は上昇からスタートするも続かず、ダウはFOMC後に下げ幅を拡大するも終盤にかけて+72.50(+0.28%)上昇、NasdaqとS&P500も同調へ。欧州株も弱く、STOXXEurop600は395.46-0.66(-0.17%)、FTSE100も-54.43(-0.72%)、独DAXも-8.23(-0.06%)下落。

米10年債利回りは、FOMC直後に2.753%まで上昇するも続かず、2.717%-0.005と小幅低下するも2.7%の大台を維持。2年債は2.161%+0.036と上昇へ。独10年債は0.699%+0.014、英10年債は1.516%+0.052と上昇。

USDJPYは、アジア市場では日銀のオペの増額に一時109円台へ上昇するも続かず、他の主要国通貨でドル売りが続くなかで、108.60~109.10のレンジで推移。午前1時過ぎから109.10を超えドル買いへと変化し109.43へ上昇。109.50円の大きな壁で上げ止まり、FOMC後にも109.45まで上昇するも失敗、109円台を維持し109.00~45のレンジで推移。

EURUSDは、アジア市場の1.2397をボトムに、欧州市場では前日の高値1.2454を上回り、クーレECB専務理事のハト派発言にもEUR売りは見られず、ロンドン・フィキシングには1.2475まで続伸し流れが変化。FOMC前には1.2410近くまで下落、FOMCを受けて投機的な動きに1.2390~1.2438のレンジで上下変動し、結局は前日から小幅高の1.2410台で推移。

USDCADは、アジア市場の1.2348を高値に続落、注目のGDPは前月比+0.4%と予想通りながら前回0.0%から上昇、前年比も3.5%と予想・前回を上回り1.2249まで下落するも、これをボトムに、1.2320まで値を戻し、FOMC直後は1.2280~1.2332で上下変動し1.2300近辺で推移。

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22:30    USD 第4四半期 雇用コスト指数=前期比0.6%(予想0.6% 前回0.7%)、→ 予想通り

22:30    CAD 11月 月次GDP=0.4%(予想0.4% 前回0.0%)、前年比=3.5%(予想3.4% 前回3.4%)→ 前回より上昇へ

23:45    USD 1月 シカゴ購買部協会景気指数=65.7(予想64.0 前回67.6→67.8)→ 前回より低下するも、予想を上回る

0:00    USD 12月 NAR 中古住宅販売保留件数指数=前月比0.5%(予想0.5% 前回0.2→0.3%)→ 予想と変わらず。

0:30    USD 週間原油在庫=677.6万バレル(予想90万バレル 前回-107.1万バレル)

4:00    USD FOMC=政策金利1.25~1.5%の据え置きを決定、予想通り

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FOMC=政策金利を全員一致で1.25~1.50%に据え置きを決定。今後も穏やかな利上げ継続の方針を示す。インフレ率は上昇し、中期的にFRB目標値2%近辺で安定化すると予想。段階的な利上げは正当化されるとの見解を示す。

FOMC=2018年の経済は緩やかなペースで拡大し、労働市場は堅調さを維持するとの見通しを表明、雇用、家計支出、企業の固定投資の伸びは堅調で、失業率も低水準にとどまっている。3月の利上げの可能性がより強まる。

パドアン・イタリア経済・財務相=一部の中央銀行がバブル発生阻止に向けた措置の一環として仮想通貨の発行を検討。