2018/02/07

2018年2月7日(水曜)昨日6日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

2018年2月7日(水曜)昨日6日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

米株は終盤に持ち直し上昇、株安スパイラルはとりあえず終息。VIXは一時50まで上昇するも30割れまで低下。日本株の上昇期待もあり終盤にかけて円売りが進む。

ムニューシン米財務長官をはじめ多数が株下落のサポート発言。それが功を奏したかはわからないが、下落から始まった米株は終盤にかけて上昇幅を拡大し、米債利回りも上昇へ。

為替相場は、米国市場の序盤まで続く株安の流れにEURUSDやGBPUSDの下落は続くも株価が持ち直すと上方へと変化。資源関連通貨の下げは限定的で全体的に予想外に冷静。

USDJPYは、アジア市場の108.46をボトムに米国市場に入り一時109.65まで値を戻した後は、米貿易赤字の予想を上回る増加もあり、大枠109.10~60のレンジで推移。米株高にクロスでも円売りが強まりドル買いが強まるも、高値を更新できず。

米株は下落からスタートするも終盤にかけては上昇幅を拡大、ダウ+567.02(+2.33%)、NasdaqとS&P500も上昇へ。欧州株は下落、StoxxEurope600は-9.21(-2.41%)、英FTSE100や独DAXも2%台の下落へ。

米債利回りは上昇、10年債は2.80%(+0.093)、2年債も2.093%と上昇。英10年債は1.522%(-0.038)、独10年債は0.694%(-0.043)と低下。原油価格(WTI)は63.48-0.67(-1.03%)と下落へ。注目のVIXは前日37.32→29.82と下落へ。

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22:30    USD 12月 貿易収支=-531億ドル(予想-520億ドル 前回-505→-504億ドル)→ 赤字額は予想外に拡大

22:30    CAD 12月 貿易収支=-31.9億カナダドル(予想-23.2億カナダドル 前回-25.4→-27.1億カナダドル)→ 赤字額は予想外に拡大

0:00    CAD 1月 Ivey購買部協会景況指数=55.2(予想 前回60.4)→ 前回を大幅に下回る

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トランプ大統領=2月12日に今後10年間のインフラ投資計画の詳細を発表する。インフラ促進策や許認可の迅速化、環境審査の簡素化などについて説明する見通し。前週の一般教書演説では、新たなインフラ投資へ最低1.5兆ドルルを投じる考えを示している。

ブラード・セントルイス連銀総裁=国内労働市場の底堅さが物価上昇ペースの加速をもたらさない可能性を指摘。インフレは低水準にとどまる可能性がありFRBは利上げに対しそれほど積極的にならない可能性がある。

ブラード・セントルイス連銀総裁=労働市場とインフレの変数間の経験的な相関関係はここ数年弱まっており、皆無に近い可能性もある。現在の指標は、目標の2%に一致する水準に近づいたが、なお若干低い。

IMF首席エコノミスト=株式市場が最近混乱する一方で、世界経済の基礎的条件は底堅いとの認識。

ムニューシン米財務長官=トランプ政権は長期的な経済成長に注力。市場のボラティリティーについて過度に懸念せず、ファンダメンタルズはかなり強い。

米証券取引委員会(SEC)委員長=株価急落の要因は特定できない、金融市場は正常に機能している。