2018/02/22

2018年2月22日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年2月22日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

前日のFOMC議事録後の変動から続く流れはドル高。英第4四半期GDPと、ECB議事録を注目。

FOMC議事録後の米金利の上昇+米株安の影響を受けた東京市場は、日経平均株価はボトムから反発したものの前日比では下落し弱い。上海総合は大幅上昇するも、アジア株は全体的に弱含みで推移し、欧州株は下落からスタート。

為替市場は、主要通貨では前日に続きドル高傾向は止まらず。特にFOMC議事録直後のドル売りからドル買いへと変化した流れは継続中。USDJPYは上値が重く円買いが強まるという流れはリスク回避の動きへ。

EURUSDは、前日NY市場の終盤に1.2300を割り込んでからは、イタリアの政局不安は潜在敵に残ってはいるが、それにしても2月16日の0.800トライを失敗してから続落傾向は止まらず。本日のアジア・欧州市場の序盤はECB議事録を注目しながらも、現状では1.2260~80のレンジで推移し戻りも限定的。EURJPYも132円を割り込んでからはEUR売りの流れが続き、昨年11月20日の安値131.17を割り込み、131円を割り込みとストップの売りが入りやすくなっているのが気がかり。

USDJPYは、先の105.55をボトムに昨日は107.90台と108直前まで上昇するも失速。日本株安の中で引き続き107円台を維持してはいるが、相関関係が弱まっているとは言え、米金利の上昇と日米金利差拡大にともなうドル高期待も消えず。107.90、107.70、107.60と上値が切り下がってきているのが心配。

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FRN 1月 消費者物価指数・確報値=HICP前月比-0.1%(予想-0.1% 前回0.4%)、HICP前年比1.5%(予想1.5% 前回1.5%)

GER 2月 IFO景況感指数=115.4(予想117.0 前回117.6)、景気期待指数=105.4(予想108.0 前回117.6→108.3)、現況指数=126.3(予想127.0 前回127.7→127.8)→ 予想を下回る

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クオールズFRB副議長=米国の金融政策は引き続き緩和的で、段階的な米利上げは、健全な労働市場の維持と2%程度の物価目標を安定させる点で適切で、目標を下回っているのは一時的な要因によるところが大きく、大きな懸念を持っていない。

浅川財務官=仮想通貨資産の金融システムに対する影響の見極めが不可欠。