2018/02/04

最新のIMMポジションから、2018年2月4日(日曜)

最新のIMMポジションから、2018年2月4日(日曜)

集計日が1月30日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)は、ネット・ポジションは前週比で+70,547→+95,546コントラクトと前週で+24,999拡大し昨年10月17日以来の高水準で、通貨のロングが増加しドル売りポジションが拡大していました。ただし、週末の強い米雇用統計後のドル相場の急伸を考えれば今回のデータを割り引いて考える必要があります。

データからは、円のショートとユーロもロングは共にNO.1で変わらず。カナダドルは+10,908コントラクトで増加幅はNO.1、円のショートが減少、ユーロのロングは拡大とドル売りの流れが強まっていたと考えられます。

NZドルは14週ぶりにネットでショートからロングへと変化し負け組(ネット・ショート)から離脱し、負け組はこれで円とスイスの2通貨となりました。勝ち組(ネット・ロング)はNZドルが加わり、ユーロ、ポンド、カナダドル、豪ドルとなっています。



【円】前週-122,870→-114,696(8,174)

円は、2016年11月29日か62週間連続してショートで、NO.1の地位を維持しています。集計日の終値は108.77円で高傾向が強くデータでは円のショートが8,174コントラクト減少していますが、先週末は110.15の円安で終了し円のショートが逆に拡大している可能性があります。


【ユーロ】前週144,717→148,742(4,025)

ユーロは、2017年5月9日から39週間連続してロングロングで、NO.1の地位を維持し前週よりロングを拡大させ、データを取り出した2009年1月以来で最大を継続しています。EURUSDは集計日の終値1.2402から先週末も1.2455と小幅ですが上昇しています。

【ポンド】前週33,045→31,741(-1,304)

ポンドは、ポジション的には大きくありませんが、2017年11月28日から10週連続してロングを継続しています。今回のデータでは前週比で小幅減少し、逆にロングが拡大したカナダドルにロングNO.2の座を奪われ、NO.3に後退しています。集計日のGBPUSD終値は1.4144、先週末は1.4120と小幅低下しています。

【カナダドル】前週22,557→33,465(10,908)

カナダドルは、2017年7月18日から29週連続してロングで、前週から10,908コントラクと9月26日以来となる大幅な増加で、ポンドに追い越しロングNO.2の位置に上昇。集計日のUSDCADの終値1.2334から先週末の終値は1.2421とカナダドル安となっています。


【豪ドル】前週16,679→13,151(-3,528)

豪ドルは、小幅ながら1月9日からは4週連続でロングを続けていますが、先週は前週比で低下し弱さが目立っています。集計日のAUDUSDの終値0.8080から、先週末の終値は0.7920と豪ドル安へと動いています。

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