2018/02/10

最新のIMMポジションから、2018年2月10日(土)

最新のIMMポジションから、2018年2月10日(土)

集計日が2月6日(火)の主要通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネット・ポジションは、前週の+56,084→+92.817(+36,733)コントラクトと通貨の買いが拡大しており、円の売りポジションも小幅ですが減少しています。

集計日の2月6日は、FOMC(1/31)、米雇用統計(2/1 )を経て、2月2日から続く米金利の上昇と世界的な株安がスタートした時期に重なっていますが、ユーロの買いポジションが+109,280→+140,823(+31,543)と最も大きく、7通貨合計の増加率の多くを占めており、それ以外の通貨では大きな増減がなかったことが特徴といえます。

円の売りはNO.1で-112,876と最も大きく、NO.2のスイスは-20,241とに続いていますが、全体のほとんどを円が占めいといっても良いでしょう。

ユーロの買いはNO.1で+140,823と最も大きく、NO.2のカナダドル+40,164と続いていますが、圧倒的な買いポジションとなっていることに違いはありません。


【円】前週-114,696→-112,876(1,820)

円は売りポジションはNO.1で変わらず、2016年11月29日から63週続いています。額も2017年10月10日から10万ドル台前半の高い水準を維持しており、先週は若干売りポジションが減少していますが、大きな変化はありませんでした。


【ユーロ】前週109,280→140,823(31,543)

ユーロ買いポジションはNO.1で変わらず、2017年5月9日から40週間続いています。前回は久しぶりに前週比で-35.437コントラクトと減少していましたが直ぐに回復し、額も今年に入り平均13.5万コントラクトと拡大傾向にあります。


【ポンド】前週31,741→27,867(-3,874)

ポンド買いのポジションは2017年11月28日から11週間続いていますが、額は+27,867と低水準を続けています。為替市場では8日のBOE金融政策委員会後に急上昇していますが、6日時点ではポンド買いに反して大きな変化はありませんでした。


【カナダドル】前週33,465→40,164(6,699)

カナダドル買いのポジションは2017年7月18日から30週間続いていていますが、額は4万コントラクトにようやく増加した程度で積極的なポジションの積み上げとは考えにくい面もあります。


【豪ドル】前週13,151→13,748(597)

豪ドル買いのポジションは今年1月9日から5週間続いていますが、1.37万コントラクトと少なく、今年に入っても買いの額の平均は1.18万コントラクトで水面下に顔を出している程度と考えても良いでしょう。


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