2018/02/03

2018年2月3日(土曜)昨日2日、海外市場の動き

2018年2月3日(土曜)昨日2日、海外市場の動き

米雇用統計に大相場!! 米金利は上昇+米株は大幅下落=ドル高へ。リスク回避に新興市場国通貨+コモディティー通貨+GBPが弱く、EURは比較的健闘。

米10年債利回りは2.837%(+0.045)、2年債は逆に2.145%(-0.02)へと下落。ダウは25520.96-665.75(-2.54%)、Nasdaq-144.92(-1.96%)、S&P500-59.85(-2.12%)。欧州株も続落し欧州債利回りも上昇へ。

USDJPYは、アジア市場で日銀のオペを受け早期緩和期待が後退し円売りが加速するも、110円の壁に妨げられたが、強い米雇用統計を受け110.48まで急伸。ドル売りが強まり110.01まで値を下げるも、今度は逆に110円が底値の壁となり大枠110.00~35のレンジで推移し、110.10台で終了。1月24日のダボスでムニューシン米財務長官が「弱いドル発言」に急落した水準で、20日移動平均線と重なる水準まで値を戻したことで110.50が上値のポイントに。

GBPUSDは、アジア市場で1.4270台を高値に上値の重い展開が続き、欧州勢の参入に1.4250を割り込み下落。弱い英建設業PMIに他通貨を含めてGBP売りが加速し1.4200まで下落して下げ止まる。強い米雇用統計+強い米経済指標を受け過去2日間の安値を割り込み1.4100台まで続落。ロンドン・クロージングタイムには一時1.4170台まで値を戻す再び1.4110台まで下落し上値の重い中で取引を終了。1月24日の米財務長官のドル安発言に急伸した日の安値1.3400→1月25日の高値1.4344の61.8%近くとなる1.4100台まで値を下げたことになる。

EURUSDは、アジア市場・欧州市場では上値は重いものの、1.2500を中心に1.2470~1.2520の狭いレンジで推移。強い米雇用統計+強い米経済指標を受け1.2410まで下落。下げ幅は予想外に限定的で、EURは他通貨では強含みで推移。一時1.2490台まで値を戻し1.2450近辺で推移。1.2400は1月24日の安値から1月25日の高値の50%戻しの水準で、重要なポイントとなっている。

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USD    22:30    USD 1月 雇用統計: 失業率=4.1%(予想4.1% 前回4.1%)、非農業部門雇用者数=20万人(予想18.2万人 12月14.8→16.0万人、11月22.8→25.2)、労働参加率=62.7%(予想62.8% 前回62.7%)、平均時給=予想 前回26.63、平均時給=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.3%)、平均時給=前年比2.9%(予想2.6% 前回2.5%)、平均週間労働時間=34.3(予想34.5 前回34.5)→ 失業率は4.1%と予想通りで4か月連続、失業者数は670万人と前月と変わらず、非農業部門雇用者が予想を上回り12か月分も上方修正され、平均時給の前月比は予想通りながら前月分が上方修正、前年比は予想外に強く前月分も上方修正されドル全面高へ

USD    0:00    USD 1月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=95.7(95.0 前回94.4)→ 予想を上回る

USD    0:00    USD 12月 製造業受注=前月比1.7%(予想1.5% 前回1.3→1.7%)、除く輸送機器前月比=0.7%(予想 前回0.7 →1.1%)→ 前回が上方修正され予想を上回る

USD    0:00    USD 12月 耐久財受注・確報値=前月比2.8%(予想 前回2.9%)、除輸送機器・前月比0.7%(予想 前回0.6%)

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米下院=2016年米大統領選のロシア干渉疑惑巡り、トランプ陣営のスタッフを不正に監視していたとする機密文書を公表。

カプラン・ダラス連銀総裁=2018年のインフレ圧力強まる可能性があり、FRBは利上げを継続する必要がある。

ウィリアムズSF連銀総裁=FRB副議長候補として面談(関係者)。利上げペースを速める懸念について否定的。FOMCが描いた2018年の利上げ軌道、変えるべきではない。

ウィリアムズSF連銀総裁=FRBは利上げを継続する必要があるが、今年の利上げ回数はFRBが示している見通しの3回以上は主張しない。

コーン米国家経済会議(NEC)委員長=強いドルは常に米国の利益に最大限かなう。雇用統計の賃金の伸び加速はトレンドの始まりと期待。

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