2018/02/15

2018年2月15日(木曜)昨日14日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

2018年2月15日(木曜)昨日14日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

欧米株は強い米CPIの下げから復活! ドル買い→ドル売りへ。しかし、米債利回り上昇は止まらず、他通貨で円買い→円売りへ、USDJPYは106.70台で下げ止まり107円台へ。

米10年債利回りは強い米CPIの急落から反発し、2.809→2.92%近くと4年ぶり水準に上昇、ダウ24,500割れ→24,900近くへ上昇。VIXは25.72→19.10まで急落、WTIは在庫統計を受け58.20→60.90まで上昇。

USDJPYは、早朝に発表された日本のGDPが予想を下回り、トランプ大統領は不公正な貿易不均衡の是正を求め、流れは円高へ。アジア市場で一時106.80台へと円高傾向が続く中で、欧米市場に入ると米CPIを前にして107.50台まで一時値を戻す動きとなった。予想外に強い米CPIに直後の反応は、インフレ警戒に株価は急落しVIXは25.72まで急伸しドル急騰。

リスク回避の円買いが強くドル全面高の中でも、USDJPYは107.00~107.54のレンジで上下。逆に、VIXは19.10まで急落、米株は急伸する中でも米債利回りは上昇が止まらず、USDJPYは一時106.70台へ下落。 終盤にかけて主要通貨でドル売りが加速する中で、107.10台まで値を戻すも買い戻しも限定的。

EURUSDは、アジア市場の1.2390台から米CPIの発表を控え、強い欧州株にも1.2340近くまで売りまで下落。強い米CPIを受けたドル買いに1.2276まで急落。流れが急変し反発が始まり、アジア市場の高値1.2390台を上回りストップの買いがさく裂、2月5日の高値水準へ逆戻り。

USDCADは、欧米市場は米CPIを前にして1.2560~1.2597の狭いレンジで推移。強い米CPIに1.2649まで急伸するも続かず。米株が下落から急伸、米金利の上昇は止まらず。原油価格が上昇する中で逆に2月7日の水準に迫る1.5330まで急落。終盤にかけては1.2500を試す動きへ。

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22:30    USD 1月 消費者物価指数=前月比0.5%(予想0.4% 前回0.1→0.2%)、前年比2.1%(予想1.9% 前回2.1%)、コア前月比0.3%(予想0.2% 前回0.3→0.2%)、コア前年比1.8%(予想1.7% 前回1.8%)→ 予想より強く直後はドル全面高

22:30    USD 1月 小売売上高=前月比-0.3%(予想0.3% 前回0.4%)、除く自動車コア前月比-0.2%(予想0.3% 前回0.4%)

0:00    USD 12月 企業在庫=前月比0.4%(予想0.3% 前回0.4%)、企業売上高=前月比0.6%
0:30    USD EIA石油在庫統計=184.1(予想282.5万バレル 前回189.5万バレル)

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米CPIを受け米利上げペース加速の思惑に、米10年債利回りは強い2014年1月以来の高水準へ、独10年債利回りは2015年9月来の高水準。

ペンス米副大統領=米国は北朝鮮の核開発プログラムに関する方針を伝えるなら対話の可能性を排除せず。核開発プログラムを放棄するまで制裁措置は解除しない。

バイトマン独連銀総裁=現金を廃止することは誤りだとし、中銀によるデジタル通貨導入も誤り。中央銀行が発行するデジタル通貨は現金の適切な代替にはならない。

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