2018/02/06

2018年2月6日(火曜)昨日5日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

2018年2月6日(火曜)昨日5日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

為替相場は大幅な株安にリスク回避で円買いを選択。

ダウは終盤にかけて一時2万4千円を割り込み1500ドル超急落し、リスク回避の動きに円は全面高。株売り+債券買い(利回り低下)、ドル高+円高傾向が続く。

今日6日は豪中銀の金融政策がAUD相場の変動につながり、後日に控えるNZ中銀、BOEの金融政策を含め株安にたいしてどのようなコメントを示すのか注目。

USDJPYは、米ISM非製造業景況指数が12年半ぶりの高水準に110.20台まで上昇するも、円はリスク回避の流れに買いが強く他通貨のクロスでは1%前後の円高へ。USDJPYは109.50円以下のストップを付け一時109.10台まで急落。ただし、米株が安値水準から反発すると109.50~60近くまで値を戻すも円高傾向は止まらず。

EURUSDは、ドラギECB総裁は「成長率は強いが物価安定にEURUSDの相場変動があらたな逆風」と発言。最近のEUR高を示していると思われ。欧州市場の高値1.2475から強い米ISM非製造業景況指数直後には1.2400を割り込む水準に下落。さらに、EURJPYが155.38→153.00まで急落し終盤にかけても1.2400の大台を割り込み売り圧力が続き、大枠1.2395~1.2430のレンジで推移から下値を試す動きが続く。

GBPUSDは、2月8日のBOEの金融政策委員会では金融政策の据え置きでほぼ間違いないと思われるも、早期利上げの可能性を示すとの予想がある反面、株価の急落によりその可能性が弱まるリスクも。欧州市場の1.4150を高値に1.4000割れで下げ止まっていたが、終盤にかけては1.3960台まで下落し、GBPJPYは高値87.51→86円まで急落し円高に影響を与えている。

ダウは-1178.20(-4.62%)、NasdaqとS&P500も大幅下落。欧州株も弱くStoxxEurop600は-6.07(-1.56%)、独DAX-97.67(-0.76%)、英FTSE100-108.45(-1.46%)。

米債は買われ利回りは低下。10年債利回りは2.8%の大台を割り込み2.733%(-0.108)、2年債は2.044%(-0.101)低下し、株安=債券買いの流れとなっている。独10年債利回りも0.739%-0.027、英10年債も1.559%-0.021と低下。


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17:50    FRN 1月 総合PMI・確報値=59.6(予想59.7 前回59.7)、サービス業PMI・確報値=59.3(予想59.3 前回59.3)→ 予想と前回を下回る

17:55    GER 1月 総合PMI・確報値=59.0(予想58.8 前回58.8)、サービス業PMI・確報値=57.3(予想57.0 前回57.0)→ 予想と前回を上回る

18:00    EUR 1月 総合PMI・確報値=58.8(予想58.6 前回58.6)、サービス業PMI・確報値=58.0(予想57.6 前回57.6)→ 予想と前回を上回り2006年6月以来の高水準

18:30    GBP 1月 総合PMI=53.5(予想54.6 前回54.9)、サービス業PMI=53.0(予想54.1 前回54.2)

19:00    EUR 12月 小売売上高=前月比予-1.1%(想-1.0% 前回1.5%)、前年比1.9%(予想1.8% 前回2.8%)→ 予想外に弱い数字となる

23:45    USD 1月 総合PMI・確報値=53.6(予想53.9 前回53.8)、サービス業PMI・確報値=53.3(予想53.3 前回53.3)

0:00    USD 1月 ISM非製造業景況指数=59.9(予想56.5 前回55.9→56.0)→ 予想と前回を大幅に上回り12年半ぶりの高水準

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ドラギECB総裁=ユーロ圏経済の成長は潜在成長率を大きく上回っているが、外国為替市場のボラティリティーという新たな阻害要因に直面。ユーロ圏のインフレ目標達成の見通しについて、まだ勝利宣言はできない。

ドラギECB総裁=ECBが仮想通貨に起因する金融安定リスクの洗い出しを進めている。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁=追加利上げを支持する前に、賃金と物価上昇を示す一段の兆候を確認したい。イールドカーブのスティープ化は、必要に応じ一段の利上げ余地を与えることになる。

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