2019/11/11

11月11日(月)16:00時ごろの動き

11月11日(月)16:00時ごろの動き

米国市場は休場(ベテランズデー)。債券市場は休場で、NYSE&Nasdaqは通常取引の週明け月曜日。

日経平均株価は、上昇からスタートするも逆に小幅下落で終了。上海総合は香港でデモ参加者銃撃の報道もあり下げからスタートし続落傾向が続く。

為替市場は、先週金曜日(8日)のトランプ発言「米国が合意に達しておらず、対中関税を完全に撤回することはない」、土曜日(9日)には「中国との貿易協議が非常に良好に進展している」、「中国の指導者が私よりもはるかに合意を望んでいる」と発言し、再び、「米国の対中関税撤回に関する報道について間違っている」との報道があった。

それを受けた、週明け月曜日は、リスク選好のパターンから動きが始まり、株安=円高の動きとなり、通貨間で異なる動きも残るが総じてドル売りの流れへ。

USDJPYは、早朝の109.25を高値に、アジア・欧州市場と上値が重くなり109円の大台を割り込み、108.94まで値を下げ、クロスではNZDJPYを除き円高の流れが続いている。ただし、最近の動きはネガティブ・ポジティブ発言が交錯しており、一方的な円高も考えにくく、レンジ相場に陥る可能性を意識。

GBPUSDは、要因は特定できないが、先週末の1.2773から、ギャップを空け1.2795で取引が始まり、1.2780台~00のレンジ取引きが続いている。引き続き総選挙の結果と、それを受けた次の一手を見極める動きが続きそう。

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JPY 9月 国際収支: 貿易収支11億円(予想513億円 前回509億円)、経常収支・季調前=1兆6129億円(予想1兆6846億円 前回2兆1577億円)、季調済1兆4852億円(予想1兆6640億円 前回1兆7203億円)→ 貿易収支、経常収支共に予想を下回る

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米中通商協議をめぐる混乱
トランプ大統領(9日)
◎中国との貿易協議が「非常に良好に」進展しており、中国の指導者が「私よりもはるかに」合意を望んでいると述べた。
◎米国の対中関税撤回に関する報道について間違っていると語った。
◎われわれが適切な取引をしないのであれば、合意することはない」と発言。
◎多くの前向きな事柄が起きている

トランプ大統領(8日)
◎米国が合意に達しておらず、対中関税を完全に撤回することはないと発言し、中国や大統領側近の中にも浮上していた一部関税撤回の期待が低下した。

中国商務省報道官(7日)
◎米中担当者が協議を行い「合意を巡り進展する中で追加関税を段階的に撤回することで一致した」
◎クドロー米国家経済会議(NEC)委員長も同日、米中両国が「第1段階の合意に至れば、関税の合意・譲許もあるだろう」"

スペイン総選挙
◎サンチェス首相率いる与党・社会労働党が114-119議席を獲得し第1党を維持したもようだ。10日の投票終了後、GAD3が同国公共テレビ局TVE向けに世論調査結果を公表した。中道右派の国民党(PP)は85-90議席を獲得し第2党となる見込みだという。

ムーディーズ(8日)
◎英国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。格付けは「Aa2」に据え置いた。

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