2019/11/28

2019年11月28日(木)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年11月28日(木)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

米感謝祭(28日)のロングホリデー入りでクリスマス商戦に突入。米中通商協議への楽観論は変わらず、米経済は底堅く、止まらぬ米株高、米債利回りも上昇傾向が続く。

為替相場は、ブレグジット渦中のGBPを除きドルは強く、リスクオンにJPY売りも止まらず、USDJPYは109.50超へ、GBPJPYは141円台ミドルへ上昇。ビットコイン(BTCUSD)は6%超の上昇へ。

米耐久財受注とGDPは予想外に強く、ベージュブックは米経済が穏やかに拡大し、個人消費は底堅く製造業も明るいとある。一方、シカゴPMI、中古住宅販売保留は弱い。

USDJPYは、米感謝祭のロングホリデーを前にして、止まらぬ米株高+債券利回りの上昇と、「リスクオン=JPY売り」のセオリー通りで、ついに109円超で安定し7日の109.49を上回り109.60まで上昇。110.00の大台は簡単に超えられるポイントではないが、米中通商協議のフェーズ1の合意期待が続く限り109.30をボトムとしたJPY売りの流れが続く可能性も。もちろん、リスクは少ないが決裂すれば当然ながら円高へ。

GBPUSDは、12月12日の英総選挙を前にして与党保守党の優位性は変わらないが、結果が出るまでは積極的に動けないのがブレグジット。1.2820台から1.2920台の100ポイントの動きを抜け出せず。今日も欧州早朝の1.2827をボトムに続伸し米国市場の終盤では1.2915へ上昇。世論調査を巡る数字の変化で投機的な動きが強まることは避けられないが、大手調査会社ユーガブがMRP方式という予測モデルを使った議席獲得予測を公表(日本時間では28日朝7時)とのこと。注目したい。

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22:30    USD 第3四半期GDP・改定値=前年比2.1%(予想1.9% 前回1.9%)、個人消費(Personal Consumption)=前期比2.9%(予想2.8% 前回2.9%)、デフレータ(GDP Price Index)前期比1.7%(予想1.7% 前回1.7%、コアPCE・デフレータ前期比2.1%(予想2.2% 前回2.2%)→ 予想を上回りドル買いが強まる

23:45    USD 11月 シカゴ購買部協会指数=46.3(予想47.0 前回43.2)→ 前回を上回るも予想に届かず

0:00    USD 10月 NAR 中古住宅販売保留指数=前月比-1.7%(予想0.2% 前回1.5→1.4%)、前年比3.9%(予想6.0 前回3.9→6.3%)→ 予想外に弱い

0:00    USD 個人所得=前月比0.0%(予想0.3% 前回0.3%)、個人支出=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.2%)、PCEデフレータ=前月比0.2%(予想0.3% 前回0.0%)、前年比1.3%(予想1.4% 前回1.3%)、コアPCEデフレータ=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.0%)、前年比1.6%(予想1.7% 前回1.7%)→ 個人所得は弱く、個人支出は強いが、コア前年比は弱い

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ベージュブック
〇米経済は10~11月中旬にかけて緩やかに拡大。成長見通しはおおむね明るく、労働市場は全国的に引き続き逼迫。物価は小幅なペースで上昇。

大手調査会社ユーガブがMRP方式という予測モデルを使った議席獲得予測を公表(日本時間では28日朝7時)

トゥスクEU大統領
〇トランプ氏はブレグジットを支持しEUの分断を願っている。これはおそらく最も厄介な課題だ

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