2019/11/29

2019年11月29日(金)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2019年11月29日(金)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

米国市場は感謝祭で株式・債券市場は休場。今日29日も感謝祭翌日で米国市場は時短営業(NYSE、Nasdaqは午後1時まで、債券市場は午後2時まで)。

28日の早朝にトランプ氏に重い腰を上げ「香港人権・民主主義法案」に署名し中国政府に干渉。中国政府は当然ながら反発し報復する姿勢を示すも、12月15日の米国の対中制裁が発動はどうなるのか? 米国市場が休場の中、今後の見通しは不明。

28日の早朝7時に英総選挙の予想で制度が高いといわれているユーガブの予測モデルMRP方式の結果を発表。与党保守党590議席の単独過半数を獲得する見通しでGBPにとってはポジティブ材料。

ユーロ圏の景況感指数は予想外の改善を示し、独CPIは前年比1.1%(予想1.2% 前回1.1%)、HICP前年比1.2%(予想1.2% 前回0.9%)と同水準と若干上昇へ。

為替相場は、米中通商協議の不透明感が漂う中で、「リスクオフ=JPY買い」の方程式は米中首脳の何とか合意を望む期待感を反映してなのか今回は「不正解」。USDJPYは早朝にトランプ氏の「香港人権・民主主義法案」に署名との報道直後の109.33をボトムに、米中首脳の制裁解除を望む意向を忖度してなのか? 200日A=108.92を上回り109円台の大台を堅持しながら、109.55まで上昇。

米国市場が不在の中で前日NY市場の高値109.61までは到達できず。大枠109.50~55の狭いレンジで推移中。110円の大台も意識してなのか不明ながら極端は円売りも見られずある程度慎重に。

GBPUSDは、NY市場のクローズと同タイミングとなる午前7時に発表されたユーガブの、MRP方式という予測モデルを使った議席獲得予測を注目。結果は与党保守党590議席の単独過半数を獲得する見通しとの報道に直前のボトム1.2888から1.2950台まで急伸。アジア市場はこの水準を超えることはできず、欧州市場では1.2900まで値を下げ1.2900~15の水準で推移。

AUDUSDは、早朝にトランプ氏の「香港人権・民主主義法案」に署名との報道に0.6770台→0.6759まで下落。一日を通じてこのレンジを抜け出せず欧州・北米市場は0.6762~72の極狭いレンジで推移。言うことは無し。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

19:00    EUR 11月 消費者信頼感・確報値=-7.2(予想 前回-7.2)

19:00    EUR 11月 経済信頼感=101.3(予想101.0 前回100.8)、製造業景況感指数=-9.2(予想-9.1 前回-9.5)、サービス業景況感指数=9.3(予想8.8 前回9.0)、業況指数=-0.23(予想-0.14 前回-0.19→-0.2)→ 景況感指数は予想・前回を上回る

22:00    GER 11月 消費者物価指数・速報値=前月比-0.8%(予想0.6% 前回0.1%)、前年比1.1%(予想1.2% 前回1.1%)、HICP前月比-0.8%(予想-0.7% 前回0.1%)、HICP前年比1.2%(予想1.2% 前回0.9%)→ 前月比は予想外にマイナス、前年比は前回と変わらず。

22:30    CAD 第3四半期経常収支=-99億カナダドル(予想-102.5億カナダドル 前回-63.8→67.4億カナダドル)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※