2019/11/26

2019年11月26日(火)昨日25日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年11月26日(火)昨日25日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

中国政府がどう動くのか? 今後の懸念材料は残るも、とりあえず香港区議会選挙は民主派が大勝し事なきを得る。米中通商協議の行方は混沌としているが、米中両国は何らかの合意に向けた動きを継続中に、アジア・欧州株に続き米株も上昇傾向を維持。

一方、債券利回りは1.79%台から米国市場に入り一時1.75%台まで軟化。為替相場は大きな変化は見られないが、GBPの上昇と円の下落が特徴と言えそう。結果としてGBPJPYは139.60→140.62と上昇し、円売りの要因の一部を構成。

GBPUSDは、ICM世論調査で保守党と労働党の支持率が縮まりやや軟化するも、上昇傾向を維持。週末の報道では与党保守党が安定多数を確保する見通しや離脱の延期はせずとの報道もGBP買いを後押し。アジア市場の1.2841をボトムに、米国市場に入り一時1.2910台まで上昇し、1.2877まで一時値を下げるも主要通貨の中では上昇傾向が目立つも、相手がGBPだけに慎重にならざるを得ず。

USDJPYは、香港区議会選挙で民主派の勝利にリスクオンの流れに、早朝の108.60台をボトムにアジア・欧州・米国市場と底値を切り上げ、クロスでJPYは弱く108.98まで緩やかに上昇。109円越えの売り圧力は強く大台を達成できずにいるが、引き続き109円台に乗せそれを維持できるかが勝負で、失敗すれば引き続きレンジ相場は変わらず。期待感は上なのだが?

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【ECB関連】
レーンECB専務理事
〇ECBの資産買い入れプログラム(APP)により、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの10年債利回りは1%ポイント以上押し下げられているとECBスタッフは予想。
〇量的緩和の縮小には程遠い、見通しが悪化するようならば金融政策は調整できる

ホルツマン・オーストリア中銀総
〇今後数カ月中にECBの政策目標に関する議論が行われ、すべての政策目標が議論の対象へ。
〇ECBの戦略は1月初めから見直しに入り、全ての議論が対象になる。
〇(ホルツマン総裁は、9月に就任しECBにインフレ目標の引き下げを求め、マイナス金利を批判)

【ブレグジット関連】
英調査会社ICM世論調査
〇与党保守党の支持率が低下、42→41%、労働党32→34%と差は7%に縮小。自由民主党13→13%、ブレグジット党5→4%。

ブレア元首相
〇英国は混乱状態にあるとし、実際のところ、国民は、主要2政党のどちらかが今回の選挙で完全勝利するに値するとは考えていない。

仏ルイヴィトン
〇米宝飾品大手ティファニを約162億ドル(1.76兆円)で買収を基本合意。

ポロズ・カナダ中銀総裁
〇中銀は貿易問題による悪影響を軽減する能力には限界があり、金融政策の役割は非常に狭い。
〇融政策は一時的に打撃を和らげることができるが、その後に人々は全員、より低水準の生活をする必要がある。

中国人民銀行
〇経済における下方圧力が増加し、短期的には潜在的リスクや経済の課題を解決すること困難。
〇中国はより大規模な減税を行うだろう
〇シャドウバンキングのリスクを着実に解決してゆく

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