2019/11/17

今週の主な材料(11月18~22日)


今週の主な材料(111822日)

今週は米中通商協議をめぐり両国から突発的な発言がない限り、大きな相場変動を伴う材料は少なく、ブレグジットをめぐる動きでは英保守党が有利に展開しており、この流れが変わらない限りGBPのサプライズも期待薄。

基調として米株高の流れは止まらず、前週に大幅上昇となった米債利回りは先週だけを見ると失速気味。FOMCの年内利下げ打ち止め感は強く、CME FedWatch Toolでは、1211日のFOMCで金利据え置きの予想は99.3%となっている。

一方、BOEWatch Toolでは1219日のBOEの金融政策委員会(MPC)で0.75%に据え置く予想は86.0%、0.5%に利下げする予想は14.0%と利下げ期待は残っているが、1212日の総選挙の結果と、それを受けたジョンソン首相の動き待ちで、GBP相場は動けず。

パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見や先日の米議会証言でも語っていたように、今後の政策変更の有無は経済指標次第とあり、米国発の経済指標の結果を受けた相場変動は考えやすい。

今週は米国からの材料では20日のFOMC議事要旨の発表以外に、最重要と思われる経済指標の発表は以外と少ないが、住宅関連では18日のNAHB住宅市場指数、19日の建設許可・住宅着工件数、21日の中古住宅販売。景況感を表す、21日のフィラデルフィア連銀製造業景気指数、CB景気先行総合指数、22日のIHS Markit  PMIの速報値、ミシガン大学消費者信頼感指数を注目したい。

豪州発では、19日の豪中銀議事録とロウ豪中銀総裁発言を、カナダ発では20日のCPI21日のポロズ・カナダ中銀総裁発言も、発言内容によっては相場変動が高くなるリスクも意識したい。欧州発では、21日のECB理事会議事要旨、消費者信頼感指数の速報値、22日のユーロ圏各国のIHS Market PMIの速報値を、日本発では22日のCPIを気にしてみたい。

なお、詳しくは別表をご参照ください。

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