2019/11/08

2019年11月8日(金)15:00時ごろの動き

2019年11月8日(金)15:00時ごろの動き

米中通商協議の動きをめぐり上下変動が続く中、週末金曜日のアジア市場は、経済指標を含め新たな材料はみられず。株式+債券相場も動きは鈍く、為替相場も予想外に小動き。

日経平均株価は高値から値を縮め前日とほぼ同水準で終了し、上海総合と共に小幅高を何とか維持。米債利回りは弱含みで推移し原油価格も小幅下落で推移。

豪中銀の四半期金融報告書は強弱混在で、金の伸び悩みを主に踏まえ「必要なら政策を一段と緩和する用意がある」とあるも、逆に、「国内経済は軟調局面から徐々に脱しつつあり、GDP成長率は昨年の底値から回復」と両サイドを示す。豪中の利下げ期待度はやや低下するも、トータルでは期待度がより高い状態は変わらず。AUDUSDは0.6906→0.6876まで下落と強さは見られず。

USDJPYは、早朝の109.41を高値に前日のNY市場で失敗した109.50台を引き続きトップとした動きの中で、株価+債券利回り共に勢いは鈍く、109.15まで下下落。結局は109.15~40の高値圏で狭いレンジで推移している。

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米中通商協議関連
◎米ホワイトハウスのグリシャム報道官は、「中国との協議で先走ることはできないが、間もなく合意に達するとわれわれは、非常に楽観している」
◎複数の関係者は、米国と中国が通商協議の「第1段階」合意の一環として既に発動した追加関税を段階的に撤廃する合意について、米ホワイトハウス内や外部の顧問から激しい反対論が出ている

豪中銀の四半期金融報告書
◎国内経済は軟調局面から徐々に脱しつつある。GDP成長率は昨年の底値から回復。
◎世界の金融市場は「悲観主義の底」を脱したもようだ
◎豪2019年の上半期は穏やかな成長となり、2020年は2.75%に達すると予想。2021年は3%と3か月前と変わらず。
◎失業率は5.25%近くで安定し5%への低下も予想。完全失業率は4.5%と考える。
◎賃金については「持ち直しはもはや予想せず」とし、2021年末まで賃金の伸びは2.3%にとどまる。
◎今後の賃金の伸び悩みを主に踏まえ、必要なら政策を一段と緩和する用意がある

米国務次官補代理
◎ジュリアーニ氏、元大使に中傷工作。

ボスティック・アトランタ連銀総裁
◎FRBが追加利下げを行うとは想定していない。
◎今の米経済には強固な基盤があり、そうした状況が続く可能性が高いと本当に考えている

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