2019/11/27

2019年11月27日(水)昨日26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年11月27日(水)昨日26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

トランプ氏は「習近平と貿易合意に向けた取り組みを続けている」と言い、中国商務省も米中要人は電話で協議とあり、米中通商協議をめぐる楽観的な期待が相場を支配。

為替相場は、リスク選好で円の強さは見られずUSDJPYは109円台を維持しCHFも強さは見られず。GBP安が目立った以外は特に大きな変化は見られず。USDCADは1.33の大台を割り込み再びCAD買いへと変化。

米ケース・シラー米住宅価格指数=前年比2.1%(前回2.0%)、FHFA住宅価格指数=前月比0.6%(前回0.2%)、CB消費者信頼感指数=125.5(前回126.1)、新築住宅販売件数=前月比-0.7%(前回-0.7→4.5%)と強弱混在。

米株は強く、ダウはピークからやや値を下げるも上昇傾向を維持。米債利回りは軟化し、10年債はアジア市場で付けた1.777%台の高値から一時1.73%割れまで下落。

USDJPYは、米中通商協議の楽観的な見通しを受けJPYの買いも続かず、逆に押し目買いの動きがやや優勢。最近では200日MA=108.93を中心とした上下変動にとどまり、トレンドはクリアではないが、108.20~50をボトムに対して、109.20~50がトップと言うレンジ相場入りとなっている。ただし、109円台で継続的にとどまってくると、緩やかにセンチメントが変化する可能性も。一日を通じてアジア市場で米中通商協議の楽観的な報道につけた109.21をトップに、欧米市場では強い米株に上昇するも108.87~14の狭いレンジで109円を中心とした流れが続いている。

GBPUSDは、12月12日の総選挙を巡る動きで上下変動し、いつもながらサプライズがないとか限らず、結果を見るまでは大きなポジションは取りにくい。今日も選挙をめぐる世論調査の結果で保守党と労働党の支持率差が縮小にGBP売りが強まっている。アジア市場の1.2904を高値に、米国市場では一時1.2836まで値を下げて、1.2370台で推移。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

22:30    USD 10月 貿易収支(アドバンス)=-665億ドル(予想-710億ドル 前回-704億ドル)

23:00    USD 9月 ケース・シラー米住宅価格指数=前年比2.1%(予想2.1% 前回2.0%)、価格指数=218.27(予想 前回218.14→218.12)、

23:00    USD 9月 FHFA 住宅価格指数=前月比0.6%(予想0.3% 前回0.2%)、指数=予想 前回277.4、前期比年率1.1%(予想 前回1.0%)→ 予想を上回る

0:00    USD 10月 CB消費者信頼感指数=125.5(予想127 前回125.9→126.1)、現況指数=166.9(予想 前回172.3)、期待指数=97.9(予想 前回94.9)→ 予想を下回り4か月連続の低下へ

0:00    USD 10月 新築住宅販売件数=前月比-0.7%(予想1.0% 前回-0.7→4.5%)、73.3万件(予想70.7万件 前回70.1万件)→ 予想を下回るも、直近2か月では12年ぶりの高水準

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【米中通商協議関連】
トランプ大統領
〇習近平国家主席と話をしており、貿易合意に向けた取り組みを双方が続けている
〇米中貿易交渉が合意に近づいている。極めて重要な取引の大詰めにある。おそらく通商に関する最も重要なディールの1つだろう。
〇非常に順調に進んでいるが、香港でもうまく行ってほしい

コンウェイ米大統領顧問
〇米中の通商合意はかなり近づいている。
〇強制的な技術移転や知的財産権の窃取、年間5000億ドルに上る貿易不均衡が依然課題になっている

【FRB関連】
カプラン・ダラス連銀総裁
〇政策は適切なところにあると思う、短期金利の現行水準の調整を望むようになるには、景気見通しの重大な変化を目にする必要がある。

ブレイナードFRB理事
〇リスクは依然として下方向だがセンチメントは改善、FRBは必要なら意味のある行動を取る。

米下院司法委員会
〇12月4日に大統領弾劾調査の公聴会を開く

クーレECB専務理事
〇非現金決済の3分の2以上が海外企業のカードで行われていると指摘。競合する大半の欧州の業者は国内もしくは域内に注力しがちであり、ユーロ圏は競争上不利に置かれていると語った。

格付け会社フィッチ・レーティングス
〇2020年の米国とカナダの格付けは安定的となる見通し。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※