2019/11/07

2019年11月7日(木)23:00時ごろの動き

2019年11月7日(木)23:00時ごろの動き

午後4時過ぎ、中国商務省報道官は「米中が段階的な関税撤廃に合意」との報道に、債券利回りは上昇、株価も上昇。為替相場はドル買いへと動きリスク選好にJPYの弱さが目立つ。

また、BOE金融政策委員会は、予想通り政策金利0.75%の据え置きを決定するも、9名中2名が利下げを支持していたことがわかると、GBP売り圧力が強まる。

ECBの経済報告は「緩やかながらプラス成長が続く見通し」とあるも、欧州委員会の経済予測は「リスクバランスは、決定的に下方向」で、「成長とインフレ見通しを可能修正」へ。

USDJPYは、前日の米中通商協議のフェーズ1の署名が12月にずれ込む可能性と報道に、リスク回避=JPY高の流れに一時108.65まで下落するも、米中が段階的な関税撤廃に合意との報道に108.70→109.12まで急伸。株高+米債利回りの上昇もあり109.20まで続伸し上げ止まる。この水準で最近はすべて失敗し下落しているが、米中は何らかの合意を欲していることは間違いなさそう。

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BOE金融政策委員会
◎政策金利0.75%の据え置きを7対2で決定、2名(ハスケル委員とソーンダース委員)は労働市場が転換期を迎えつつあるとし利下げを主張。
◎声明は、英政府とEUが新離脱協定案で合意し、離脱期限の延期が決まり、合意なき離脱に陥る可能性は大幅に低下した。委員会の経済見通しは、英国が合意のあるEU離脱を実現し、その後にEUとFTAを締結することを前提

ECB経済報告
◎今年下期のユーロ圏経済について、緩やかながらプラス成長が続く見通しで、この成長パターンの主因は、世界貿易の低迷と不透明要因の長期化で説明できる。
◎世界経済に対するリスクは依然として下向き。

欧州委員会経済予測を発表
◎ユーロ圏の成長とインフレ見通しを下方修正、域内経済の底堅さは永久には続かないと警告。
◎リスクバランスは「決定的に下方向」
◎2021年成長率1.2%、インフレ率1.3%と予測。
◎労働市場の強さとサービス業界の底堅さは、は無期限には続かない
◎経済活動は現在、当初は影響がなさそうに見えた多くの加盟国でも減速に向かっているように見られる

米中通商協議関連
◎ポンペオ米国務長官の発言として、サイフディン・マレーシア外相は、米政府は、首脳会議を来年1月に米国で開催することを検討。