2019/11/23

最新のIMMポジションから (11月23日)

最新のIMMポジションから (11月23日)

集計日が11月19日(火)の最新データのIMMポジションでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションの合計は-199,103コントラクトと前週の-170,590からショートが28,513拡大し前週に続き通貨安が進んでいることになります。

前週比では、NZドルを除き他の6通貨でショートが拡大しています。特にカナダドルはネットでは引き続き唯一ロングを維持してはいますが、前週比で-13,508と2週連続してショートが拡大し(ロングが減少)ており、カナダドルの先高期待が大きく後退しています。

円のネットポジションは-35,031コントラクト(前週比-34)と、10週続けてロングの後は、10月15日から6週続けてネットでショートポジションは変わらず。前週比では小幅なショートにとどまってはいますが、7週連続してショートが拡大し弱気なセンチメントに変化は見られません。

ユーロのネットポジションは-62,503コントラクトと(前週比-4,834)と、昨年の10月2日から60週続けてネットショートの状況は変わらず。7通貨の中で最もショート多い状況に変化はありませんが、過去5週間では5~6万コントラクトのショートにとどまり、ポジションを一方向に傾けているようには思えません。

ポンドのネットポジションは-31,903コントラクト(前週比-3,770)と、8月6日の-102,702から9月10日を除き、14週間の内で13週間ショートが減少しましたが、久々に小幅ながらショートが拡大しています。12月12日の英総選挙で与党保守党が有利な情勢の中で、楽観的な動きも弱まっています。

カナダドルのネットポジションは+28,865コントラクト(前週比-13,508)と、ネットでは7月2日から21週続けてロングを維持していますが、直近では2週連続でショートが拡大しており、先高のセンチメントに変化が見られます。

豪ドルのネットポジションは-47,240コントラクト(前週比-6,431)と、4月3日から86週連続してネットショートが続いています。直近では2週連続でショートが拡大していますが、ポジション的には-4万コントラクト近辺で安定しており極端な変化は感じられません。


詳しくは別表をご覧ください。

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