2019/11/03

今週の主な材料(11/4~8日)主役はいつもながら米中通商協議とブレグジットと米景況感。

今週の主な材料(11/4~8日)主役はいつもながら米中通商協議とブレグジットと米景況感。

欧州は前週から、そして米国は今週から冬時間に変更し、いよいよ2019年も残すところ3か月! 今週のテーマ別注目点を挙げてみた。

① 米中通商協議のフェーズ1の調停は? 
米中双方から楽観的なコメントが多数! APEC首脳会談がご破算となり、「いつ・どこで調停するのか」。 問題の「知的財産侵害、技術移転問題」が課題とあるが、いずれにしても話し合いは進行形で、中国商務省は米中が「原則コンセンサス」に達したと説明もあり相場の波乱要因であることに変わりない。また、ASEAN首脳会議(2~4日)はトランプ氏が出席せず影が薄れているが、出席するロス米商務長官から「かなり大規模な取引が発表される見通し」との発言も気になる。

② ブレグジットをめぐり12月12日の総選挙の行方は? 
世論調査では与党の保守党が有利ながら、ファラージュ氏率いる「ブレグジット党」が不安材料として残るも、合意なきEU離脱のリスクはほぼなくなったことは支援材料。ただ、先行きが霧の中にいることだけは間違いない。

③ ラガルド新ECB総裁の会見は(11/4)? 
ドラギECB総裁の路線継続と思われるも、ドイツを筆頭とした路線をめぐる対立はいつまで続くのか? とりあえず目先は波乱材料になりえず。

④ BOEの金融政策委員会(11/7)は政策変更の据え置きで固いと思われるが? カーニーBOE総裁の記者会見を注目。

⑤ FOMCで12月の追加緩和期待はやや弱まるも、今後のデータ次第とのこと。今週の米国発の、米PMIとISM非製造業景況指数(11/5)、ミシガン大学消費者信頼感指数(11/8)を特に注目! 

⑥ 豪州発では豪中銀の金融政策(11/5)、NZ発では雇用統計(11/7)、欧州発では欧州委員会の経済予測値とECB経済報告(11/7)、カナダ発では雇用統計(11/8)、中国発では財新PMI(11/5)、外貨準備(11/7)、貿易収支(11/8)、消費者物価指数(11/9)は相場変動が高く重要。

詳しくは別表をご覧ください。

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