2019/11/14

2019年11月14日(木)15:15時ごろの動き

2019年11月14日(木)15:15時ごろの動き

トランプ米大統領の弾劾調査は気になるが、どのような結果になりどのような変化が生じるかは不明で、結局は何もでないのでは? との疑問も残る。

日経平均株価は下落、上海総合は上昇するも香港株は弱く、ダウ先物は前日と大きな変化は見られず。米10年債利回りは1.86%台まで下落し、為替相場はドル高+JPY高の流れへ。

特に、AUDは豪雇用統計の新規雇用者が予想外に減少し弱く、労働参加率も低下し、AUDUSDは0.6800の大台を割り込み1か月振りの安値圏へ下落。

経済指標は総じて弱さが目立ち、日本のGDP前年比は0.2%と予想外に弱く、中国の鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資と予想外に弱さが目立った。

NZDUSDも、前日のNZ中銀ショック以来の上昇傾向は維持するも、バスカンドNZ中銀副総裁は「事態がどのように推移するか見極めるというのが基本的な判断」と今後のデータ次第で、AUDUSDの下落の影響もあり0.6400の大台を割り込み、一時0.6380台まで下落。

USDJPYは、前日のNY市場から続く108.80台を高値とした動きが続き、アジア市場の108.86を高値に、クロスでの円高+米債利回りの軟化+株安の動きに108.63まで一時値を下げるも、大幅な売りにつながらず。

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8:50    JPY 第3四半期 GDP・速報値=前期比0.1%(予想0.2% 前回0.3%)、前年比0.2%(予想0.8% 前回1.3%)→ 予想より弱く、前年比は予想と前回を大幅に下回る
9:00    AUD 11月 消費者インフレ予測=4.0%(予想 前回3.6%)→ 予想よりインフレ圧力が強まる

9:01    GBP 10月 RICS住宅価格指数=-5(予想-4 前回-2)→ 予想と前回を下回る

9:30    AUD 10月 雇用統計:失業率=5.3%(予想5.3% 前回5.2%)、新規雇用者数=-1.9万人(予想1.5万人 前回1.47万人)、フルタイム雇用=前月比-1.03万人(予想 前回2.62→2.49万人)、パートタイム雇用=-0.87万人(予想 前回-1.14→-1.25万人)、労働参加率=66%(予想66.1% 前回66.1%)→ 新規雇用者が予想外に減少、労働参加率も低下へ

11:00    CNY 10月 鉱工業生産=前年比4.7%(予想5.4% 前回5.8%)→ 予想と前回を大幅に下回る、

11:00    CNY 10月 小売売上高=前年比7.2%(予想7.9% 前回7.8%)→ 予想と前回を大幅に下回る

11:00    CNY 10月 固定資産投資=前年比5.2%(予想5.4% 前回5.4%)→ 予想と前回を下回る

13:30    JPY 9月 第3次産業活動指数=前月比1.8%(予想1.1% 前回0.4→0.3%)

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トランプ米大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾調査の公開公聴会
◎テーラー駐ウクライナ米代理大使は、トランプ氏がウクライナ支援よりもバイデン前副大統領の不正調査を優先していると別の米高官が話していたと証言。ケント米国務次官補代理もジュリアーニ氏の取り組みへの懸念を表明

バスカンドNZ中銀副総裁(金利据え置きについて)
◎委員会がしばらく様子を見て、事態がどのように推移するか見極めるというのが基本的な判断だった
◎これまでの金融緩和の効果を見極める時間ができたと発言、必要なら来年2月に再び行動する可能性がある。
◎雇用指標は比較的良好で、商品価格も高水準で、宅市場も再び拡大しており、国内外の景気減速の影響が相殺されている。

米エネルギー情報局(EIA)
◎11月の米原油生産が過去最高の日量1300万バレルになると予想するとともに、2019年と2020年の生産量見通しをそれぞれ上方修正した。

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