2015/11/14

今週の主な材料(11月16日~19日)

今週の主な材料(11月16日~19日)

為替市場は、12月の米利上げと、ユーロ圏の追加緩和を既定事実として捉えながらも、11月26日の米感謝祭を前に、この水準からポジションを大きく積み上げることも難く、先週は弱い米小売売上高+生産者物価指数もあり、節目では調整の売りが続いています。

今週も、新たなドル買い材料を模索し、ドルロングを維持することができるのでしょうか? 米金利と米株の上昇は続くのでしょうか? 経済指標や要人の発言を確認する日々が続きそうです。

今週のメイン・イベントは18日のFOMC議事録ではないでしょうか? 12月16日のFOMCに向け利上げの可能性をより明確に示唆し、ドル全面高となった議事録だけに注目度は高いいものがあります。

もちろん、それ以外でも米国発の経済指標は重要で、多くの発表が予定されています。16日のNY連銀製造業景気指数、17日の鉱工業生産+消費者物価指数。18日のダドリーNY連銀総裁・メーサー・クリーブランド連銀総裁・ロックハート・アトランタ連銀総裁、パネル討論会。さらに、19日の新規失業保険申請件数、CB景気先行指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数も重要です。

日本では、16日の第3四半期GDPは、前期比-0.1%と前回-0.3%から改善するも、2期連続してのマイナス成長が予想されています。19日の日銀金融政策決定会合+黒田日銀総裁の発言から、円相場はどのように変化するのでしょうか? 最近の総裁発言から追加緩和の可能性は低いと言わざるを得ません。

さて、ユーロ圏ですが、17日の独ZEW景況感調査は、VWは排ガス不正問題の影響を見極める意味では重要で、19日のECB議事録や、20日のユーロ圏消費者信頼感指数と、ドラギECB総裁の講演も注目しています。

英国では、17日の消費者物価指数、19日の小売売上高を、豪州では、17日の豪中銀議事、カナダでは、20日の小売売上高+消費者物価指数を注目しています。

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11/16(月)G20首脳会議(16~17日)
08:50 日本第3四半期 GDP・一次速報値
19:00 ユーロ圏消費者物価指数
22:30 米NY連銀製造業景気指数

11/17(火) 
09:30 豪中銀議事録
18:30 英消費者物価指数
18:30 英生産者物価指数
19:00 独ZEW景況感調査
22:30 米消費者物価指数
23:15 米鉱工業生産
00:00 米NAHB住宅市場指数

11/18(水)APEC首脳会議 ASEAN首脳会議
22:30 米住宅建設許可件数・住宅着工件数
03:00 ダドリーNY連銀総裁・メーサー・クリーブランド連銀総裁・ロックハート・アトランタ連銀総裁討論会
4:00 FOMC議事録

11/19(木)     
06:45 NZ第3四半期 生産者物
08:50 日本貿易収支・通関ベース
昼過 日銀金融政策決定会合
夕刻 黒田日銀総裁記者会見
18:00 ユーロ圏経常収支=
18:30 英小売売上高
21:30 ECB議事録
22:30 米新規失業保険申請件数
00:00 米CB景気先行指数
00:00 米フィラデルフィア連銀製造業景気指数

11/20(金)      
22:30 カナダ小売売上高
22:30 カナダ消費者物価指数
00:00 ユーロ圏消費者信頼感指数
未定 ドラギECB総裁講演

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