2015/11/12

2015年11月12日(木曜) 昨日11日 海外市場の動き(午前5時30分現在)

2015年11月12日(木曜) 昨日11日 海外市場の動き(午前5時30分現在)

米国市場はベテランズ・デーで債権市場が不在の中、ドルインデックス(DXY)は-0.26%と小幅に低下するも、全体的にはGBPUSDの買い+USDJPYの売りが目立った。円クロスでも、GBPJPYが上昇するも、AUDJPY+NZDJPY+CADJPY+EURJPYは小幅下落へ。

原油価格(WTI)は43ドルを割り込み低下、NTYダウは上下しながらも前日比-14.53ドルと小幅低下、

USDJPYは、123円台を維持できず、欧州市場の安値圏にならず122.80円台で推移、円クロスでも円買戻しが続き、USDJPYも上値は重く、円ロングのヘッジへと動いている。

オプションは変動率は低下、R/Rでは円コールの買いが強く、3Mスプレッド=円プット-0.05%→円コールへ+0.08%へ。

EURUSDは、動きは鈍く1.0700台を維持するも、相変わらず売り材料が多く、上値も重い。12月のECB理事会で追加緩和の期待が高まる中、「ECBはQEの拡大で地方債の購入も検証」、「12月スペイン総選挙の世論調査は接戦」、「ポルトガルのコエリョ首相が退陣」など材料視へ。

GBPUSDは、緩やかな買いへ。最近の急落の反動やOECDの経済見通しは強く、来年前半の利上げ期待もあり、EU改革案の是非がどうなるかは心配だが、引き続き他国より目先は強い材料が目立つが、全体としてはクロスのGBP買いが主流。英雇用統計は、ILO失業率は改善するも、平均賃金は予想と前回を下回り、直後の売りをボトムに買いへと変化。

資源国関連通貨の、AUDUSD+NZDUSD+USDCADは、ベテランズデーで債権市場がない中、米株の動きも鈍く、原油価格の低下でするも動けず。ただ、対円、対ポンドでは低下へ。


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経済財政諮問委員会=GDP600兆円の経済実現へ向け緊急対応策で、法人税率20%台への引き下げで財源で応酬。

ビスコ・イタリア中銀総裁=ECBは中銀預金金利の引き下げと、QEプログラムの変更を検討。

利上げ観測を受け、ドル調達コスト急騰。

黒田日銀総裁(参院予算委員会)=物価は改善しているが、目標2.0%の目標は道半ば、現行のQQEを継続。

ハルデーンBOE理事(チーフ・エコノミスト)=政策金利を変更する時期や方向について特定したくない。英経済の成長は目覚ましいほどではない、最近の減速には注意が必要。

ドイツ政府の経済諮問委員会(5賢人委員会)・国内経済に関する年次報告=ECBの低金利政策は金融安定に「重大なリスク」を生み出していると指摘し、最終的に銀行と保険会社の支払い能力を脅かす恐れがあると警告。

ロイター社=ECBは量的緩和(QE)の拡大で地方債の購入も検証。

ハンソン・エストニア中銀総裁=ECBは現時点で中銀預金金利の引き下げる必要はない。

10日、内閣不信任可決でポルトガルのコエリョ首相が退陣へ=財政緊縮策などを盛り込んだコエリョ政権の施政方針をめぐる採決を行い、過半数を占める野党連合などの反対で否決された。施政方針の否決は事実上の内閣不信任にあたり、最大野党・社会党を中心とする政権が誕生する可能性がある。

スペイン総選挙の世論調査=12月20日実施の可能性が高い12月総選挙の接戦が明らかになった。

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