2015/11/17

2015年11月17日(火曜)海外市場の動き

2015年11月17日(火曜)海外市場の動き

ドル全面高! パリ同時テロにも、株高+原油価格の上昇に、リスク回避の円買にならずスイスも弱く、弱いNY連銀製造業にもドルは全面高へ。

ドルインデックスは上昇、DXYはEUR売りの流れに99.998→99.405近くまで上昇。
独長期債は利回り低下、米10年債利回りは、下げ幅を縮小し前日とほぼ同水準の2.26%近くで推移し、米2年債は小幅上昇。
欧米株は上昇し、NYダウは+0.95%近く上昇。
原油価格は上昇へ、WTIは一時40.06まで低下するも終盤にかけ42.20台まで上昇。

為替市場は、一日を通じて、EURは下落、NZD+JPYも下落。原油価格の上昇もありCADは比較的健闘へ。

USDJPYは上昇。早朝の122.20円を安値に弱いGDPに下げ止まり、欧米市場は続伸し123円台へ続伸、123.20近辺で推移。

EURUSDは下落。パリ同時テロの影響を受け1.0700割れからスタートし、EUR売りが続く。欧州市場で強いユーロ圏CPIに一時1.0750台まで値を戻すも、欧米金利差拡大に1.0680台まで続落へ。

GBPUSDはドル高の中で健闘中。1.5200±20ポイントで推移。

AUDUSDは小幅下落。リスク回避の動きにも弱く、商品価格・WTIは上昇。ドル高の流れに健闘を続けるも、欧米市場で0.7100を割り込んでからは続落へ。

USDCADはドル高の中で原油価格の上昇にCAD売りも限定的。

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全国信用協同組合連合会(全信組連)=金融機能強化法に基づき、100億円超の公的資金の注入を申請。

仏空軍は、シリア北部ラッカの過激派組織イスラム国司令部を爆撃。

ローターニュース=中国が8月に人民元の切り下げに踏み切って以降、資金流出は約2000億ドルに達した。米財務省の推計では、中国当局は7~9月、資金流出に歯止めをかけるため、総額2,290億ドルのCNY買い・USD売り介入を行ったとされている。

習中国国家主席=金融危機は終息したものの、世界経済の成長はなお低空飛行が続いている。中国は中高速の経済成長を維持することが可能。今年の成長率は7%程度になる。

銅価格低下=パリの同時多発的テロの影響に、6年ぶりの安値水準へ。

プラートECB専務理事=パリの同時多発テロ後のユーロ圏の信頼感を注視。パリの同時多発テロによる経済への影響は一時的。

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G20(トルコ南部アンタルヤ)
共同声明=G20全体の経済成長率を2018年までに2%押し上げることを確約した共同声明を採択し閉幕。

共同声明=政策決定を注意深く調整し明確なコミュニケーションをとると明言。予想される米国の利上げを警戒する金融市場に配慮。

共同声明=外国為替相場に対するコミットメント、および保護主義に対抗する姿勢をあらためて強調。

共同声明=パリ同時攻撃を凶悪な行為として非難。国境管理の厳格化や航空業界の安全強化などで協力することで合意。

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9:01 GBP 11月 ライトムーブ住宅価格=前月比-1.3%(予想 前回0.6%)、前年比6.2%(予想 前回5.6%)→ 前回悪化へ

19:00 EUR 10月 消費者物価指数(HICP)・改定値=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.2%)、前年比0.1%(予想0.0% 前回0.0%)、コア前年比1.1%(予想1.0% 前回1.0%)→ 前月比は予想と変わらず、前年比は予想と前回を上回りプラス圏へ

22:30 USD 11月 NY連銀製造業景気指数=-10.74(予想-6.0 前回-11.36)→ 前回より改善するも、予想を大幅に下回る

23:30 CAD 9月 製造業出荷=前月比-1.5%(予想0.1% 前回-0.2%)


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