2015/11/02

11月2日(月曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

11月2日(月曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

11月1日(日)に発表の中国国家統計局の製造業PMIと非製造業PMIは弱い。

週明け2日(月曜)の為替市場は早朝から商品価格と中国との関連性の高いAUD+NZD+CADは売りへ。財新メディア中国製造業PMIは強かったが、日本株+中国株は低下し、逆に、安全資産のJPY+EURは上昇へ。日経平均株価は2.1%低下、上海総合も1.7%低下、EUROSTOXX50は0.62%と小幅上昇、NYダウは0.40%上昇(23時50分近く)。

GBPUSDは、強い製造業PMIを契機にGBP買いが強まり、クロスでもGBP買いが目立つも、1.5500を超えられず、力強さは感じられず。

AUDUSDは、弱い中国PMIに値を下げて取引が始まり、中国財新メディア製造業PMIが予想を上回ったことで、AUD売りも弱まり、大枠0.7130~0.7150の狭いレンジ推移。

EURUSDは、新興国通貨のヘッジが復活。弱い中国PMIに上昇からスタート。中国財新メディア製造業PMIが予想を上回ったことで、上値は重くなり、強弱混在する製造業PMI・確報値に、上下へ変動するも1.1000をボトムに1.1105のレンジで推移。モルガン・スタンレーは年末予想値を、ECBの追加緩和に、EURUSD1.13→1.06へ引き下げへ。

USDJPYは、弱い中国PMIとリスク回避の円買いに120.20円台まで続落。120.00~30円のドル買い・円売り圧力は先週同様、非常に強く下げ止まり120.60円台へ上昇。しかし、ロングの利食い売りも強く、レンジ相場を意識した動きに上値は引き続き重い。

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モルガン・スタンレー=年末予測、ECBの0.1%の利下げや、月額資産買い入れ枠の600億ドル増額に、EURUSD1.13→1.06へ引き下げへ。緩和期限も6カ月延長され2017年3月と予測。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=インフレ率が目標水準を大幅に下回り、ECBは行動する必要がある。

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