2015/11/19

2015年11月19日(木曜)昨日18日、海外指標の動き


2015年11月19日(木曜)昨日18日、海外指標の動き

FOMC議事録は、大半が利上げ条件は12月会合までに整うと予想、12月16日の利上げの可能性はほぼ確実となるも、すでに織り込み済みなのか、直後の反応は複雑。ドル高基調は変わらず。

直後の反応はドル買い→ドル売りへと変動、一日を通じて見ると資源国通貨安、主要通貨は大きな変化は見られず。米株は上昇するも、米金利は伸び悩み、WTIは40ドル割れから値を戻す。

USDJPYは、123.60円を高値に、123.50円近辺でFOMC議事録をむかえ、直後に一時123.75円まで急進→123.35円へ下落。

EURUSDは、1.0620台をボトムに、1.0640近辺でFOMC議事録をむかえ、直後に一時1.0615に下落→1.0670台へ上昇。

GBPUSDは、1.5190割れをボトムに、1.5220近辺でFOMC議事録をむかえ、直後に一時1.5200近くまで下落→1.5240台へ上昇。

AUDUSDは、0.7070台をボトムに、0.7080近辺でFOMC議事録をむかえ、直後に一時0.7070割れまで下落→0.7100近くへと上昇。


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FOMC議事録=メンバーは緩やかな緩和策の解除でほぼ合意。大半が利上げ条件は12月会合までに整うと予想。

FOMC議事録=次回会合で正常化プロセスを開始するのが恐らく適切になるという見解の伝達を意図したものであることを強調。

FOMC議事録=ほとんどは雇用減速の見極めが必要と判断。何人もの参加者が最大雇用までにはまだ改善の余地がある。


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EUR 9月 建設支出=前月比-0.4%(予想 前回-0.2%→0.5%)、前年比1.8%(予想 前回-0.6%→-1.4%)→ 2ヵ月連続のマイナスヘ。 

USD 10月 住宅建設許可件数=前月比4.1%(予想3.8% 前回-5.0→-4.8%)、予想115万件(114.7万件 前回110.3→110.5万件)、 住宅着工件数=前月比-11.0%(予想-3.8% 前回6.5→6.7%)、106万件(予想116万件 前回120.6→119.1万件)→ 着工許可件数は予想を上回り、着工件数は予想外に悪化へ。


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習近平中国家主席=景気下振れリスクを認め、中国経済のファンダメンタルズは前向きで改革の深化に伴う痛みに対する回復力を示している。

ブルームバーグ・エコノミスト調査=41人中19人が追加緩和なしと予想。

ジョルダン・スイス中銀総裁=政府が総裁と会合後に声明を発表。フランはなを過大評価と認識。総裁は過大評価されている通貨フランの押し下げを目指していると政府に説明。中銀は必要なら為替相場で積極的な動きに出る。

ブロードベントBOE副総裁=高水準の英国の経常赤字はやや懸念されるとしながらも、金融政策に影響を及ぼす公算は小さい。英国の経常収支は悪化するよりも改善する公算の方が大きい。政策金利の変更幅を0.25%以下にするメリットはない。

ブロードベントBOE副総裁=金融市場が織り込む中銀利上げ時期は誤解を招く恐れがあるほか、急激に変化するリスクがある→ 市場は経済情勢、金利見通しでハト派的に深読みし過ぎていると見られ、この発言後に、GBP高+債権利回りが上昇へ。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=9月会合で利上げを支持する用意はあった。新たな政策段階に入るのが近く適切。

ダドリーNY連銀総裁・メスター・クリーブランド連銀総裁・ロックハート・アトランタ連銀総裁、パネル討論会に出席し。最近の経済指標を前向きに捉え、利上げの根拠が強まったとの認識を示すも、12月16日のFOMCでの利上げに関して言明を避ける。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=利上げの見送り要因となった8月以降の国際金融市場の混乱は沈静化しており、事実上のゼロ金利解除がまもなく適切になる。

ダドリーNY連銀総裁=利上げは経済に対するFOMCの信頼感を示すことになると。利上げを開始しても投資家の間に驚きは広がらない。ある程度市場の反応が見られる可能性は排除していない。

メスター・クリーブランド連銀総裁=米経済は0.25ポイントの利上げに対応可能。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=個人消費が力強い伸びとなっている状況は米経済により高い実質金利が必要なことを示唆。

米財務省=中国の米国債保有は2月以降で最低水準へ低下。中国は9月の保有残高が1兆2580億ドル(前月比-125億ドル)

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