2015/11/09

2015年11月9日(月曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

2015年11月9日(月曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

弱い中国の輸出・輸入額に経済の弱さが感じられ、OECDは中国の成長見通しを引き下げ、2016年6.5%、2017年6.2%への減速を予測。米金利の上昇は止まらず、利食いのドル売り一巡後は、ドル買いへ回帰し、円はクロスでの売りから、買いへと変化へ。

日経平均株価は円安の影響もあり1.96%上昇し、上海総合も1.58%上昇と強い。欧州株は弱く、EURUSTOXX50は0.31%低下。米10年債利回りは2.34%台へ上昇し、WTIは一時45ドル台を回復。米株は小幅下落からスタート。

週明けの為替市場は、日曜日に発表された中国の貿易収支は、輸出入共に予想を大幅に下回よりもなす幅が拡大し、中国経済の弱さが目立ったが、続かず。

取引開始直後は、ドル買い一時強まったが、利食いのドル売りが強まり、USDJPYを除き、アジア・欧州市場の序盤は、強い独貿易収支もありEURUSDは買われ、ドル売り+クロスの円売りの流れが目立ったが。

欧州市場は、序盤のドル売りの流れも一服。米金利の上昇は止まらず、今度はトレンドに沿ったドル買い戻しへと変化し、その流れは米国市場まで続いた。

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スペイン、カタルーニャ議会は、分離独立プロセス開始決議案を可決。

OECD経済見通し=中国GDP2015年6.8%、2016年6.5%、2017年6.2%への減速を予想。

OECD経済見通し=世界経済成長、2016年3.6%(6月)→3.3%に下方修正。日本は2015年0.7%→0.6%、、2016年1.2%→1.0%。

英紙タイムズ=キャメロン首相はEU残留の是非を問う、12月のEU首脳会談で、英国が提出するEU改革案を他の加盟国が認めたら、国民投票を2016年6月に実施したい考え。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=FOMCは利上げに近づいている。


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11/8  CNY 10月 貿易収支=616.4億ドル(予想620億ドル 前回603.4億ドル)、輸出=前年比-6.9%(予想-3.3% 前回-3.7%)、輸入=前年比-18.8%(予想-15.2% 前回-20.4%)→ 予想外に弱い数字に週明けはAUD売りから始まるも続かず。

16:00 GER 9月 国際収支: 経常収支=251億ユーロ(予想219億ユーロ、前回123→133億ユーロ)、貿易収支=229億ユーロ(予想200億ユーロ 前回153→154億ユーロ)、輸出=前月比2.6%(予想2.0% 前回-5.2%)、輸入=前月比3.6%(予想1.0% 前回-3.1%→-3.2%)→ 予想を上回る

18:30 EUR 11月 センティックス投資家信頼感=15.1(予想13.1 前回11.7)→ 予想を上回り、現況指数、期待指数も前回を上回る

22:15 CAD 10月 住宅着工件数=19.81万件(予想20万件 前回23.07→23.13 万件)

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