2015/11/08

今週の主な材料(11月9日~13日)

今週の主な材料(11月9日~13日)

今週11日(水曜)はベテランズ・デー(退役軍人の日)で、米債券市場は休場となり、市場全体は取引が減少する傾向にあります。そして、11月26日(木曜)の感謝祭から大手ファンドは取引を縮小し、気が早い向きは年内の取引を終えるところもでてくるのかこの時期です。

さて、今週の予定を見ると、先週の米雇用統計、英・豪の金融政策、イエレンFRB議長の議会証言と言う、ビックなイベントが過ぎ、金融政策に関する発表は極端に減少します。

米国発の経済指標では米輸入物価(10日)、米小売売上高(13日)以外は、重要な発表もそれほど多くなく、やや注目度は落ちることは否めないと考えます。

ただ。その中で「山椒は小粒でピリリと辛い」とでも言うのか、主役が不在の中で、英国と豪州の雇用統計、ユーロ圏各国の第3四半期GDP(13日)は速報値で、俄然注目度は高くなり、それぞれが市場に与えるインパクトも大きくなります。

それ以外では、OECDの経済見通し(9日)も気になります。また、資源国通貨への影響度が高い、中国の消費者物価指数(10日)、小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資(11日)も注目しています。

発言では、11日に集中している、NZ金融安定報告後の、ウィーラーNZ中銀総裁ので記者会見、カーニーBOE総裁講演、ドラギECB総裁の講演も、発言内容によっては相場変動が期待できますが、先週の段階ですでに出尽くているように思えてなりません。

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11/9(月) OECD経済見通し
16:00 ドイツ 国際収支
18:30 ユーロ圏 センティックス投資家信頼感
22:15 カナダ 住宅着工件数
24:00 米国 労働市場情勢指数

11/10(火) 
8:50 日本 国際収
10:30 中国 消費者物価指数=前年比予想1.5% 前回1.6%
22:30 米国 輸入物価指数
24:00  米国 卸売在庫・卸売売上高

11/11(水)     米国市場 ベテランズデー(退役文人の日)で債券市場は休場
06:00 NZ 金融安定化報告
06:05 ウィーラーNZ中銀総裁、金融安定化報告で記者会見
14:30 中国 小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資(都市部
18:30 英国 雇用統計
19:30 カーニーBOE総裁講演
22:15 ドラギECB総裁講演

11/12(木)     
09:30 豪州 雇用統計
16:00 ドイツ 消費者物価指数
19:00 ユーロ圏 鉱工業生産
22:30 米国 新規失業保険申請件数

11/13(金)      
13:30 日本 鉱工業生産
15:30 仏 第3四半期 GDP
16:00 ドイツ 第3四半期
19:00 ユーロ圏 第3四半期GDP
22:30 米国 小売売上高
22:30 米国 生産者物価指数
24:00 米国 企業在庫=
24:00 米国 ミシガン大学消費者信頼感指数

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