2015/11/11

2015年11月11日(水曜)昨日10日 海外市場の動き


2015年11月11日(水曜)昨日10日 海外市場の動き

NYダウは下落から上昇へと変化、米10年債利回りは2.32%近くまで低下、WTIは44.20近辺へと上昇、ドルインデックス(DXY)は99.25台へと上昇、ドル高へ。

米輸入物価指数は予想外に悪化、ややドル売りは弱まるも、米卸売売上高・在庫と予想外に強く、ポジション調整+実需によるドル売り意外に材料も見当たらず、EURUSD+AUDの流れは止まらず。

ベテランズデーを前に、強い米雇用統計後のドルロングの調整も見られるが、12月のFRBの利上げ、ECBの利下げの思惑を織り込みながらも、相反する金融政策にドル買いの流れが続いている。

USDJPYは、123円台を引き続き維持、123.00~40台の動きが続くも、やや上値は重くなる。

EURUSDは、1.0700台を割り込み一時1.0670台まで値を下げるも、再び1.07台を復活。投機筋のEURショートが拡大しているのは気になるが、引き続き上値は重い。

GBPUSDは、来年第2四半期の利上げ観測が浮上し、ドルに次ぎ利上げ可能な国の有利性を発揮。1.5100割れの買いが強く、1.5100~45のレンジで、ドル高の流れに上値も重く、ポンドクロスの買いが注目。

AUDUSDは、先の弱い中国貿易収支、昨日の弱いCPIと中国発の材料は弱く、AUDの弱さが目立つ。0.7000の大台を維持しているが、戻りも限定的。

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USD 10月 輸入物価指数=前月比-0.5%(予想-0.1% 前回1.0→-0.6%)、前年比-10.5%(予想-9.4% 前回-10.7→-11.3%)、輸出物価指数=前月比-0.2%(予想-0.3% 前回-0.7→-0.6%)、前年比-6.7%(予想 前回-7.4%)→ 前年比や前回よりマイナス幅が拡大するも、相場への影響は弱い

USD 9月 卸売在庫=前月比0.5%(予想0.0% 前回0.1%)、卸売売上高=前月比0.5%(予想-0.1% 前回-1.0%)

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周小川中国人民銀行総裁=2020年までに人民元の国際を目指す

IMFスタッフ報告=NZドルは依然として若干過大評価。コアインフレ率が目標の半分、成長の弱さを考慮すれば、NZ中銀の緩和バイアスは適正。来年は潜在成長率を若干上回る見通し。

リーカネン・フィンランド中銀総裁=ユーロ圏のインフレ・成長見通しは下振れリスクに直面。

米国債とドイツ国債、2年物利回り格差は9年ぶりの水準へ拡大。

カンリフ英中銀副総裁=利上げは限定的で緩やかなものになる。英国では信用拡大が始まっている。投資用住宅が住宅市場のショックを拡大させた。英中銀は住宅ローンの動向を注意深く監視すべき。

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