2015/11/18

2015年11月18日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州市場もFOMC議事録を前に動きは鈍い。米住宅建設許可が強く、着工件数が弱く、ミックスで、動けず。

その中で、欧州株は小幅低下(EURUSTOXX50=-0.40%)、米株先物は小幅上昇、NYダウは上昇して取引がはじまる。WTIは41.20台へ上昇、米10年債金利は2.28%台へ上昇し、2年債利回りは0.87%台へ上昇

肝心の為替市場は、

USDJPYは123.20~50のレンジで推移し、方向感定まらず。

EURUSDは1.0700を目指す動きもかなわず、1.0650台へと低下するも、底堅く推移。

GBPUSDは、ブロードバンドBOE副総裁の発言近くから1.5250をめざし上昇するも続かず、1.5200台まで値を下げる。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


EUR 9月 建設支出=前月比-0.4%(予想 前回-0.2%→0.5%)、前年比1.8%(予想 前回-0.6%→-1.4%)→ 2ヵ月連続のマイナスヘ。 

USD 10月 住宅建設許可件数=前月比4.1%(予想3.8% 前回-5.0→-4.8%)、予想115万件(114.7万件 前回110.3→110.5万件)、 住宅着工件数=前月比-11.0%(予想-3.8% 前回6.5→6.7%)、106万件(予想116万件 前回120.6→119.1万件)→ 着工許可件数は予想を上回り、着工件数は予想外に悪化へ。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


習近平中国家主席=景気下振れリスクを認め、中国経済のファンダメンタルズは前向きで改革の深化に伴う痛みに対する回復力を示している。

ブルームバーグ・エコノミスト調査=41人中19人が追加緩和なしと予想。

ジョルダン・スイス中銀総裁=政府が総裁と会合後に声明を発表。フランはなを過大評価と認識。総裁は過大評価されている通貨フランの押し下げを目指していると政府に説明。中銀は必要なら為替相場で積極的な動きに出る。


ブロードベントBOE副総裁=高水準の英国の経常赤字はやや懸念されるとしながらも、金融政策に影響を及ぼす公算は小さい。英国の経常収支は悪化するよりも改善する公算の方が大きい。政策金利の変更幅を0.25%以下にするメリットはない。

ブロードベントBOE副総裁=金融市場が織り込む中銀利上げ時期は、誤解を招く恐れがある。前回のインフレ報告に限らず、われわれが発信する内容が無条件の約束と解釈されることがあると以前から感じていた。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=9月会合で利上げを支持する用意はあった。新たな政策段階に入るのが近く適切。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※