2015/11/03

2015年11月3日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き



2015年11月3日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

米金利は上昇、ドル全面高!

特にドル全面高となるような直接的な材料は見当たらず。考えられることは12月のFOMCで利上げの可能性が高まったことで、米金利が上昇、金利差拡大が要因となっていると思われる。

米10年債利回りは一時2.2%台へ。WTIは46.70台へと上昇。ダウ平均はマイナスから取引が始まる。


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USDJPYは、続伸。120.80円台の売りに上値は抑えられていたが、米国勢の参入と米金利の上昇を受けたドル買いに、121.10円台まで続伸。値幅は相変わらず狭く、上昇速度も比較的穏やか。

EURUSDは、続落。1.1000~10を割り込んでからは続落の流れは止まらず。12月のECB追加緩和の思惑に左右される面が強く、ダウントレンドで変わらず。Dailyチャートは1.1105に200日移動平均線があり、この水準を超えるまでは戻り売り。

GBPUSDは、1.5500を超えられず、1.5350~1.5500のレンジ。これをブレークすることができるか? 


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豪中銀は予想通り、政策金利2.0%の据え置きを決定。

スティーブンス豪中銀総裁の声明=景気回復の見通しが強まっていると判断している。一方、低インフレを受けて利下げ再開の可能性があることを示唆→ 直後のAUD相場は上下変動するも、徐々にAUD買いが強まる。

豪ドルは商品相場の大幅な下落に調節しつつある。インフレ見通しで金融政策に緩和余地が生じる可能性がり、金融政策は緩和的である必要がある。

スティーブンス豪中銀総裁の声明=利下げと通貨安が支援材料となり、豪経済が鉱業中心から調整されつつある兆しが増えている。

スティーブンス豪中銀総裁の声明=入手可能な情報では、豪経済の緩やかな拡大が続くことを示唆。GDP成長率はしばらくの間、やや長期的な平均値を下回っているが、調査ではの緩やかな改善を示唆。

スティーブンス豪中銀総裁の声明=インフレ見通しは、今後1~2年の間でターゲットに達するとの予測が少し弱まっている。

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習近平中国国家主席=「中国経済は今後5年間、6.5%を下回ることはなく、7%前後の成長率を維持できる。ただ、先行き不透明感も増している。


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2015年11月3日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

東京市場が休場の中、上海総合は小幅下落、ハンセン株は上昇へ。

材料難の中で、アジア市場はUSDJPY+EURUSD+GBPUSD+AUDUSDで、小幅なドル売りが続き、NZDUSDの売りが目立った。

注目の豪中銀金融政策は予想通り政策金利2.0%の据え置きを決定、スティーブンス豪中銀総裁は「景気回復の見通しが強まっていると判断」、逆に、「低インフレを受けて利下げ再開の可能性があることを示唆」→ 直後のAUD相場は上下変動するも、徐々にAUD買いが強まるも上値は限定的。


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