強すぎる米雇用統計、12月の米利上げ現実化しつつあるとの思惑に、米金利は大幅上昇し、ドルは全面高。カナダの雇用統計も強い。
前日のBOEのインフレレポートで、早期利上げ観測は崩れ、今日の独鉱工業生産は弱く、ECBが量的緩和の拡大や、中銀預金金利を引き下げるとの思惑は根強い。相反する金融政策にドル高の流れが続く。
米10年債利回りは2.33台まで上昇、米2年債利回りは一時0.95％台へ上昇。WTIは在庫増もあり44ドル台へ下落、米株は下落。
USDJPYは、日米金利差拡大と強い米雇用統計に、ついに、123円台を達成、下げ幅は限定的で上値トライが続き、123.50円が大きなポイントへ。
EURUSDは、弱さが目立つ。米雇用統計に1.0880→1.0710台へ急落。
GBPUSDは、1.5120→1.5030台へ急落。
AUDUSDは、0.7140台→0.78040台へ続落。
USDCADは、1.3200近辺→1.3300台へ続伸。
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CAD 9月 住宅建設許可＝前月比－6.7％（予想1.5 前回－3.7－3.6％）→ 予想外に悪化しCAD売り材料だが、同時刻のカナダ失業率が強くカナダドル買いへと動く
CAD 10月 雇用統計： 失業率＝7.0％（予想7.1％ 前回7.1％）、雇用ネット変化率＝44,400人（予想１,000人 前回12,100万人）、労働参加率＝66.0％（予想65.8％ 前回65.9％）、フルタイム雇用者＝9,000人（予想 前回－61,900人）、パートタイム雇用者＝35,400人（予想 前回74,000人）→ 予想を上回りCADドル買いが強まる
USD 10月 雇用統計： 失業率＝5.0％（予想5.1％ 前回5.1％）、非農業部門雇用者数＝27.1万人（予想18.5万人 9月14.2→13.7万人）、平均時給＝前月比0.4％（予想0.2％ 前回0.0％）、前年比2.5％（予想2.3％ 前回2.2→2.3％）、週平均労働時間＝34.5時間（予想34.5時間 前回34.5時間）→ 失業率は5.0％へ低下、非農業部門雇用者数は予想外に上昇し今年最大の伸び率、平均時給も伸び、ドルは急進し全面高へ
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米景気循環調査研究所（ECRI)、ユーロ圏未来インフレ指数は、前回98.6→98.5へ低下。ECBは引き続き追加緩和を求める圧力に直面。
ハンソン・エストニア中銀総裁＝ECBが量的緩和の拡大や、中銀預金金利を引き下げる必要はない。
チャートは、15分足の動きです。
