2015/11/24

2015年11月24日(火曜)昨日23日 海外市場の動き

2015年11月24日(火曜)昨日23日 海外市場の動き

弱い米経済指標が続き、ドル買いの流れも弱まる。

米シカゴ連銀全米活動指数+米製造業PMI+米中古住宅販売件数と弱い指標が続き、ドル買いは弱まりショートカバーが強まる。今後の米経済指標が焦点に!

NYダウは小幅下落し、米金利は低下。WTIはサウジが産油国と価格安定に協調へ動き、40.43ドルから41.75ドル近くまで値を戻すも前日終値を回復できず。

USDJPYは、欧米市場に入り122.80円をボトムに下げ止まるも、米金利と米株は弱く、円ショートポジションの巻き戻しに上値は重い値動きが続く。

EURUSDは、強いユーロ圏PMIにもEUR買いの動きは鈍く、ベルギー・ブリュッセルはテロ計画をめぐる捜査に経済活動は一時停止状態で、今後の同様のリスクは消えず。ロンドンフィキシング後に1.0600の壁を一時割り込むも、終盤にかけて反発。ラウテンシュレーガーECB専務理事はドラギECB総裁と意見を異にするのが気になる。

GBPUSDは、欧米市場で一時1.5180台に復活するも、終盤にかけ1.5120を割り込み続落へ。ドルの買い戻しが続く主要通貨の中で、唯一弱い。

AUDUSD+NZDUSDは、欧米市場で下げ止まるも、反発力は鈍く弱い流れが続く。

USDCADは、欧州市場で原油価格の急落に一時1.3430台へ上昇するも、サウジ発の材料に原油価格が値を戻し、1.3340割れまで下落へ。

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ラウテンシュレーガーECB専務理事=緩和的な金融政策には限度があり、ECBが追加措置をとる理由は見当たらない。緩和策は時間稼で、景気回復の足取りを鈍くしている構造的な要因に対処するものではない。これまでに導入された数々の政策措置が効果を完全に発揮するのを待つ必要がある。→ 理事会の中核的な存在で、ドラギ総裁と異なる見解を表明するのは異例。

米製薬ファイザー=アイルランドに本社を置く同業アラガン を約1600億ドルで買収することで合意。

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22:30 USD 10月 シカゴ連銀全米活動指数=-0.04(予想0.05 前回-0.37→-0.29)

23:45 USD 11月 製造業PMI・速報値=52.6(予想54.0 前回54.1)→ 予想を大幅に下回る

0:00 USD 10月 中古住宅販売件数=前月比-3.4%(予想-2.7% 前回4.7%)、536万戸(予想540万戸 前回555万戸)→ 前月が高水準だった景況もあり、予想を下回る。

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