米GDP改定値は予想を若干下回るもドル売りは限定的。トルコ軍機がシリア国境付近で軍用機を攻撃、プーチン・ロシア大統領は「トルコとの関係に深刻な結果もたらす」と懸念。今後の中東情勢の混乱を懸念。
米金利は小幅低下、欧州株は大幅下落、米株先物も低下、EURUSTOXX50は-1.7%近く低下、WTI42.50ドル台へ上昇。
円高へ。リスク回避と円ショートの巻き戻しに、USDJPYは122.40円台へ下落、弱い米GDPに122.30円台へ再トライ。
ポンド安。カーニーBOE総裁は「低金利の環境はしばらく続く」と言い、早期利上げ期待は萎み、ハルデーンBOE理事は「11月のインフレ報告時より、下振れリスクがる」と、利下げの準備の必要性を示唆。GBP売りが続き、GBPUSDは1.5100を割り込み1.5070へ、クロスでもGBPは全面安。
豪ドルは上下しながら高値を維持。最近の特徴でもありが、強弱の発言が混在。カーニーBOE総裁は「低金利の環境はしばらく続き、必要があればインフレは追加緩和の障害とはならない」といい、AUD売りへ。
「今後2年間の成長回復に向けて準備が整っている。最近数カ月の多くの統計が、鉱業以外の経済状態が安定しつつあることを示している。雇用が改善しており景況感は平均を超えている」と言い、AUD買い戻しが強まる。
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トルコ軍機がシリア国境付近で軍用機を攻撃。トルコ大統領、攻撃したのはロシア機。プーチン・ロシア大統領は「トルコとの関係に深刻な結果もたらす」と懸念。
豪財務省=予算では3.0%に想定していたが、今後数年間の潜在成長率の推定値を2.75%へ下方修正。
JPモルガンチェース・エコノミスト=カバーしている世界33か国・地域で、食品・エネルギーを除くコアインフレ率は10月平均で2.4%に上昇、15年ぶりの高水準と推計。
ハルデーンBOE理事(チーフエコノミスト)=英国の経済成長率とインフレ率について、BOEの11月インフレ報告と比べて大きな下振れリスクがある。英中銀は必要に応じて利下げする用意を整えなければならない。
ハルデーンBOE理事(チーフエコノミスト)=世界的な金融危機の「第3段階」が新興国市場を起点に発生すれば、世界経済に長期的な影響が及ぶ可能性がある。
カーニーBOE総裁=低金利の環境はしばらく続く。英国にはマイナス金利は不要。生産性向上への見通しは上向き。国内需要は財政引き締めでも底堅い。
カーニーBOE総裁=いつ利上げをすべきかが主要な課題。
フォーブスBOE政策委員=つぎの金利変更は利上げに、追加緩和は必要ないだろう。
Ifoエコノミスト=ドイツ経済は新興国市場の弱いデータの影響を受けておらず、消費は引き続き好調。難民流入問題は景況感に影響していない。
スティーブンス豪中銀総裁=必要があればインフレは追加緩和の障害とはならない。ファンダメンタルズは、今後2年間の成長回復に向けて準備が整っている。最近数カ月の多くの統計が、鉱業以外の経済状態が安定しつつあることを示している。雇用が改善しており景況感は平均を超えている。
スティーブンス豪中銀総裁=中銀の声明で示された経済見通しは本来不正確で、変更部分について市場が過剰反応することを厳しく批判。