2015/11/14

2015年11月14日(土曜)13日の海外市場の動き



2015年11月14日(土曜)13日の海外市場の動き

週末13日(金曜日)の為替市場は、NY市場の後半にかけ、欧州勢のポジション調整に売りへと動くも、トータルでは、ドル高傾向変わらず。

ドル高、株価安+債権価格上昇(利回り低下)+原油価格は低下=新興国通貨も弱く、リスク回避の動きへ。

NYダウは-1.16%下落、世界的に株価は弱く、独10年債利回りは0.608→0.558%へ大幅低下、米国も2.312→2.266%へと低下。WTIは40.80と-2.28%低下。DXYは98.891と+0.25%上昇。

注目の米経済指標は、小売売上高が0.2%と予想0.3%・前回0.1%から低下、生産者物価は-0.4%と予想0.1%・前回-0.5%と2か月連続のマイナスでもドルは売られず。逆に、企業在庫は0.3%と予想0.1%・前回0.0%、ミシガン大学消費者新信頼感指数は93.1と予想91.5・前回90.0を上回る。

一方、ユーロ圏のGDPは0.3%と予想0.4%・前回0.4%から低下、各国のGDPは相変わらず伸び率は弱い中、ユーロ圏の貿易収支は205億ユーロと予想160・前回112から上昇へ。

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USDJPYは、122.50円以下の買い厚く、ドル高の流れと円クロスの売りにロンドンフィキシングから上昇、一時123円を試す動きが強まるも失敗。欧州市場が取引を終え始めると、逆にクロスで円売りが強まり、122.60円割れまで低下へ。短期的な円の買い戻しは続くも、長い円安基調は変わらず。

EURUSDは、弱いユーロ圏GDPやECBの追加緩和の潜在的な売り圧力は変わらず。欧州株は弱く金利低下が続く中で、1.0700をトライできず。1.0720近辺を底値に、終盤にかけては1.0760台へ値を戻すが、戻り売り基調は変わらず。

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国際エネルギー機関(EIA)=過去最大30億バレル近い在庫で価格が一段の低下も

メスター・クリーブランド連銀総裁=利上げ時期は急速に近付いている。利上げは先送

りうするべきでない。利上げ遅れれば、より急激な金利引き上げのリスクがある。

アトランタ連銀GDPNow=10月の強い雇用統計を受け+2.9%へ上昇するも、在庫投資が

弱く-0.3→-0.8%へ低下し、予測値は2.3%で変わらず。

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