2015/11/20

2015年11月20日(金曜)昨日19日 海外市場の動き

2015年11月20日(金曜)昨日19日 海外市場の動き

ドル全面安、強い米経済指標にも、米金利は低下し、FOMC議事録後のドル安傾向は止まらず。

日米共に週末や来週の休日をはやくも意識したのか? ポジション調整によるドル売りが主因で、ドル高+ユーロ安・円安要因は変わらず。

原油価格(WTI)は、40ドル割れから回復するも、40.50近辺と前日より低下、NYダウは前日とほぼ同水準で動けは見られず。米10年債利回りは2.24%台へ低下、2年債は小幅上昇。ドルインデックス(DXY)は99割れへ低下。

USDJPYは、123円を割り込みストップの売りに122.60台まで続落。123.05~10円が重くなっているが、122.00~30円が大きなポイントでボトム水準と考える。円安トレンドは変わらず。

EURUSDは、1.0710~20を超えショートカバーが増加、ロンドンフィキシングから1.0760台へ上昇。1.0710台がポインになるが、ポジション調整以外に買い要因は見当たらず、ダウントレンドは変わらず。

GBPUSDは、1.5300を超え、ロンドンフィキシング後に1.5330台へ上昇。1.5340近辺にはテクニカルポイントがあり。この水準で上げ止まるか? 

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米国
◎新規失業保険申請件数は、27.1万人(予想27.1万人 前回27.6万件)と40年ぶりの低水準へ改善、
◎失業保険継続受給者数=217.5万人(予想217万件  前回217.4万人)と予想より若干増加
◎フィラデルフィア連銀製造業景気指数=1.9(予想0.5 前回-4.5)と非常に強い
◎CB景気先行指数=前月比0.6%(予想0.5% 前回-0.2→-0.1%)→ 予想を上回り前月から大幅改善
◎米財務省130億ドル9年8か月物価インフレ指数連動債(TIPS)入札は、最高落札利回りが0.6664%と◎2011年5月以来の高水準、応札倍率2.38倍(前回2.36倍)と3月以来の高水準。
◎ロックハート・アトランタ連銀総裁=利上げが適切になると予想。

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欧州
◎ドイツ10年債上昇、ECBの国債購入対象外のドイツ債割合が40%に。
◎ECB理事会の議事要旨=デフレを懸念し一部は10月の緩和拡大を望んだ。インフレ目標を達成できないリスクが増大。現行の措置が十分ではない可能性がある。
◎ビスコ・イタリア中銀総裁=仏パリ同時多発攻撃について、新興国の経済減速を背景に、すでにぜい弱なユーロ圏の景気回復を損なう恐れ。
◎プラートECB専務理事=ユーロ圏のインフレ率は経済の緩みにより引き続き低水準。ECBは行動する用意があることを示す必要がある
◎独2年債利回りは、ECB預金金利-0.2%を0.18%下回り、12月3日のECB理事会で追加利下げを織り込む。