2015/11/17

11月17日 (火)22:30 米消費者物価指数



11月17日 (火)22:30 米消費者物価指数

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パリ同時テロによるユーロ圏経済への混乱は、とりあえず株高の流れに落ち着いていますが、潜在的なドル高景況は止まりそうにありません。

特に、このテロの影響に12月のECB理事会では追加緩和が決定的との意見も多く聞かれ、節目ではEUR売りの圧力が強まることが予想されます。

一方、USDJPYは、リスク回避の買いも122円台前半で失敗 弱い日本のGDPと景気対策を意識した動きに株高=円安の発想が復活、今日の米CPIが強い数字にでもなれば、更なるドル円の上昇の可能性が高まります。

Dailyチャートは、上昇傾向が再開し、122.60~123.65円のレンジを抜け出した方向に走りやすくなっています。今日の米CPIの数字如何ではこのレンジを抜け出すことも期待できます。

1時間チャートでは、122.94円、123.07円を下値のポイントに上昇傾向が続き、123.65円を超えることができるか、注目しています。

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今回の米CPIの予想数字は、前月比0.2%と前回-0.2%、前年比は0.1%と前回0.0%と、共に上昇が期待されています。コア前月比0.2%と前年比1.9%で共に前回と変わらずとなっています。

過去29回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で0.2%、平均0.06%、前年比で0.2%、平均0.06%、コア前月比で0.3%、平均0.07%、コア前年比で0.2%、平均0.06%となっています。

過去23回のデータでは、USDJPYで発表直後の15分間の変動を見ると、最大69pips、平均28pisと、予想外に変動は少ないのですが、昨今の相場変動を考えると、数字の結果次第ではありますが、大きな値動きも期待できます。

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≪今回の予想と前回の数字≫
米消費者物価指数
前月比=予想0.2% 前回-0.2%、
前年比=予想0.1% 前回0.0%、
コア前月比=予想0.2% 前回0.2%、
コア前年比=予想1.9% 前回1.9%

≪過去29回の予想と実際との差≫
前月比
Max=0.2%
Min=0.0%
Ave=0.06%

前年比
Max=0.2%
Min=0.0%
Ave=0.06%

コア前月比
Max=0.3%
Min=0.0%
Ave=0.07%

コア前年比
Max=0.2%
Min=0.0%
Ave=0.06%

≪USDJPY 過去23回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max69pips
Hi-low=Min10pips
Hi-low=Ave28pips

Open-Hi=Max68pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave19pips

Open-Low=Max25pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave9pips