2015/11/05

2015年11月5日(木曜)アジア・欧州市場の動き

2015年11月5日(木曜)アジア・欧州市場の動き

前日からの強い米経済指標+イエレンFRB議長の議会証言から12月の米利上げ観測は根強く、ドル買いの流れを継続。

日経平均株価は1.0%上昇し19,100円台を達成し、上海総合は全人代で6.5%成長が示され、中国経済の安定成長期待が根強く1.83%と大幅上昇へ。米金利も上昇傾向は止まらず。

USDJPYは、株高+米金利上昇の流れ+121.50円の上値ブレークに、円売り圧力は続き、121.30円台をボトムに前日の高値121.70円台を上抜け121.80円台まで上昇。ただし、上昇幅は弱く、緩やかな上昇が続きそうである。逆に急騰時は後のダウンサイドのリスクも警戒へ。

EURUSDは、12月のECBによる追加緩和の観測は高まり、EUR売りが続く中で、独製造業受注は前月比-1.7%(予想1.0% 前回-1.8%)と予想外の大幅なマイナスに1.0830台まで下落。ただし、1.0800台近辺の買いは根強く1.0890近辺まで値を戻す。

AUDUSDは、スティーブンス豪中銀総裁が、「非常に緩和的な金融政策はしばらく続く公算が大きい」と発言したことが材料とされ、上値の重い展開が続く。ただし、明確な追加緩和を示唆したのではなく、現行の緩和的な政策の継続と考えたい。ダウントレンドお継続中。

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ロウ豪中銀副総裁=当局は住宅投資向けの銀行融資の監督を強化へ。

スティーブンス豪中銀総裁=非常に緩和的な金融政策はしばらく続く公算が大きい。非常に緩和的な金融政策を背景に鉱業主導型経済からのリバランスが進んでいる。

スティーブンス豪中銀総裁=万が一、近い将来に金融政策の変更が必要になれば、引き締めではなく、ほぼ確実に緩和となる。

スティーブンス豪中銀総裁=最近の住宅ローン金利の引き上げは、今年の政策金利の下げ幅50ベーシスポイントをめぐる影響を4分の1拭い去ったに等しい。

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