2020/01/03

1月2日(金)海外市場の動き(午前5時半ごろ)

1月2日(金)海外市場の動き(午前5時半ごろ)

年始も欧州+米国株の上昇は止まらず、米10年債利回りは軟化するも2年債は大きな変化は見られず。為替相場は材料もなく投機筋主体のUSD買い+JPY買い相場。

独DAX+1.03%、英FTSE+0.82%、NYダウ+0.9%近くと新年の株高の流れからスタート。独、英、米と債券利回りは軟化し、米10年債利回りはは一時1.8491%まで低下し1.87%台で推移。WTIは61ドル台と変わらず。

為替相場は、年末終盤に続いたドル売りの流れは一変し、年始は閑散な取引の中でドル買いからスタート。テクニカルではもう一段の調整局面を期待したいが、市場参加者の多数が不在の中で、どこまで調整が続くのか予測は難しい。 

特にUSDJPYは、昨年のJPYフラッシュ・クラッシュを意識した円高の再現期待の影響なのか、株高+米債利回りが軟調な中で、投機筋主導で31日の安値108.47を割り込み、一時108.21まで下落するも、結局は108.50台に逆戻りして推移。ただし、クロスではJPY高傾向が続き、弱さが目立ったGBPJPYは142円台と下げ幅は目立っている。

AUDUSDは、年始の相場は昨年末の高値0.7030台から急落して取引が開始。欧州市場の0.7006を高値に一時0.6979まで値を下げようやく下げ止まるも、市場参加が極端に少なく反発力は見られず。NZDUSDも年末の高値0.6756から下落して取引が始まり、0.6720台を高値に一時0.6685まで下落。

GBPUSDは、市場参加者が限定され薄商いの中で、年末の1.3284の高値から、1.3220近辺で取引が始まり、この水準を高値に米国市場では1.3112まで続落。特に材料は見当たらず。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

10:45    CNY 12月 caixin製造業PMI=51.5(予想51.6 前回51.8)

17:50    FRN 12月 製造業PMI・改定値=50.4(予想50.3 前回50.3)

17:55    GER 12月 製造業PMI・改定値=43.7(’予想43.4 前回43.4)

18:00    EUR 12月 製造業PMI・改定値=46.3(予想45.9 前回45.9)

18:30    GBP 12月 製造業PMI・改定値==47.5(予想47.6 前回47.4)

22:30    USD 新規失業保険申請件数=22.2万件(予想22.2万件 前回22.2万件)

23:45    USD 12月 製造業PMI・改定値=52.4(予想52.5 前回52.5

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

1月1日
人民銀行
〇市中銀行から強制的に預かる資金の比率を示す預金準備率を0.5ポイント引き下げると発表した。銀行の貸出余力を増やし、減速する経済を下支えする。

人民銀行(金融政策委員会の四半期会合後の声明)
〇人民元相場をバランスの取れた水準で安定的に維持、流動性維持に向け、複数の金融ツールと柔軟な政策を活用
〇人民銀は、国内経済および国際経済が「大きく変化」する中、金融リスクの防止と緩和に取り組む方針

日米2国間貿易協定が1日発効
〇日本が牛・豚肉など米農産物の関税をTPPと同水準に引き下げる一方、日本が求めていた自動車・同部品に対する関税は継続協議となり、それ以外の工業品の関税の撤廃・削減にとどまった。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※