2020/01/16

2020年1月16日(木)23:30時ごろの動き

2020116日(木)23:30時ごろの動き

米中貿易戦争は第1弾合意の署名に休戦へと変化するも、織り込み済みで、第2弾の早期実現は難しく、積極的なドル買いは見られず。

WTIは小幅高で推移、金価格は前日とほぼ変わらず。欧州株の強さは見られず、米株は上昇からスタート。米債利回りは強い米経済指標を受けマイナス圏から急伸。

米週間新規失業保険申請件数は予想外に減少し雇用の改善が進み、米小売売上高の除く自動車前年比は予想外に強く、米輸入物価は予想を上回り、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は17.0(予想3.6 前回2.4)から大幅に上昇し、米株は上昇からスタートし、米債利回りも上昇へ。

為替相場は、強い米経済指標を受け、USDJPY110.10台まで上昇、EURUSDは上昇傾向が続くも、強い米経済指標に上昇幅を縮めやや下落へと変化。NZDUSDだけは前日比0.54%近くの上昇とNZDの強さが目立っている。

USDJPYは、早朝の109.85をボトムに一時110.06まで上昇するも続かず、米国市場に入り強い英経済指標が続き、米債利回りが上昇する中で一時110.14まで上昇し、上値の重い流れから変化するも、110円の大台から実需を除き新規でドル買い(JPY売り)ポジションを取りにくい状況は変わらず。

トルコ中銀は予想通り政策金利を12.0→11.5%に引き下げ、南ア中銀も金利据え置きの予想を覆し6.5→6.25%へと引き下げへ。

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22:30     USD 週間新規失業保険申請件数=20.4万件(予想21.6万件 前回21.4万件) 予想外の減少で雇用の改善が進む

22:30     USD 12月 小売売上高=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.2→0.3%)、除自動車前月比0.7%(予想0.5% 前回0.1%) 除く自動車は予想と前回を上回る

22:30     USD 12月 輸入物価指数=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.2→0.1%)、前年比0.5%(予想0.3% 前回-1.3%) 前年比は予想外に強い

22:30     USD 1月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数=17.0(予想3.6 前回0.3→2.4 前月分が大幅に上昇修正され、今回も予想を大幅に上回る

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〇中国人民銀行局長
①預金準備率は適切な水準にあり、さらなる引き下げ余地は限定的。
②実質金利は大幅に低下しており、小規模企業の資金調達コストも低下している

〇中国人民銀行
201912月の新規人民元建て融資は1.14兆元(111.39兆元)と減少。
2019年は過去最高の16.81兆元。

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